2016.2.14(日)14時 ジョジョクラシック ショパンvol.125


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ジョジョクラシックは、クラシック音楽でリラックスできる60分。ネットラジオ(PC) http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホ タブレットはアプリ(TuneIn Radio)。 設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】 ショパン (ダグラス編曲)バレエ組曲 「レ・シルフィード」 より ノクターン10番変イ長調
4手のための変奏曲 ニ長調 スケルツォ第2番変ロ短調 マズルカ風ロンドヘ長調
ポロネーズ第6番変イ長調 「英雄」アルゲリッチ

ショパンと ジョルジュサンド(女流作家)が マヨルカ島で棲んでいた時に作曲されたのが 前奏曲集やピアノソナタ2番「葬送」である やがて別れがくる。

その後、イギリスの 「ジェーン・スターリング」がパリに来ていて弟子になった。スターリングは イギリスに招待したり 彼を支援し 生活のたすけを申し出た。一方 リサイタルは 彼の病を重くさせた。スターリングは、現在のショパン博物館(ワルシャワ オストログスキ宮殿内 ショパン協会)の基礎をつくった。彼にかかる費用の一切を支払い ショパンの母に 自分の死後 博物館をつくるよう、ショパンの芸術を遺そうとした スターリングの功績を讃えたい。ショパンの生年月日を唯一知っているのはスターリングだけであったのだ。その後 ロシアの侵攻により これらの資料は破損する。

ショパンの夜想曲 作品55の2曲(第15番ヘ短調 単純な形式 第16番変ホ長調 舟歌のようで カンタビレでどこか憂いを帯びた 美しいメロディー 私の中で最も好きな曲の一つだが演奏するのはかなわない)が献呈されている。

数年前 第2次世界大戦中の 映画「戦場のピアニスト」を観た時 私は、ポーランド訪問の時を思い出していた。ロシアの将校が ポーランドのピアニストをみつけ このピアニストは殺されるはずだったが 渾身の 「バラード第1番」を演奏し 将校を感動させ 生きながらえることになった。ポーランドという国は ロシアとドイツにはさまれ たえず戦争の悲劇に苦しめられた。ゆえに ポーランド人はポーランド語を誇りにしているので ポーランド語であいさつできると笑顔がかえってくる。バラード第1番 や 革命のエチュードは ポーランドの蜂起に対し ロシアの鎮圧によって ワルシャワは陥落した時の ショパンの激情が迸る曲のひとつ。あのような激しい曲は 二度と現れない・・・。

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ワルシャワ オストログスキ宮殿内 ショパン協会での ピアノコンサート

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ポーランド周辺図 ワルシャワ近郊 ジェラゾラヴォラには ショパンの生家が記念館としてある。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ