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第10回「浜松国際ピアノコンクール」本選・表彰式


第10回浜松国際ピアノコンクール本選・表彰式(2018年11月23日~24日)
3年に一度開催される権威ある国際コンクールのひとつ。 国際音楽コンクール世界連盟に加盟している。

11月8日から25日まで開催される 第10回浜松国際ピアノコンクールは、本選を終了し表彰式が行われた。
25日 最終日は 入賞者披露演奏会が行われる。

第一次予選88名(男性 62名 女性 26名)(日本人 24名 海外 64名)
第二次予選24名 第三次予選12名 本選6名が出場、選出された。

23日(金)開場 17時15分 開演 18時 指揮 高関健 演奏 東京交響楽団

50 務川慧悟(1993年生まれ) Keigo Mukawa(愛知県東海市) プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番

90 安並貴史(1992年生まれ) Takashi Yasunami(静岡県掛川市) ブラームス ピアノ協奏曲第2番

79 牛田智大(1999年生まれ) Tomoharu Ushida(愛知県名古屋市) ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番

24日(土)開場 13時15分 開演 14時 指揮 高関健 演奏 東京交響楽団

22 今田篤(1990年生まれ) Atsushi Imada(静岡県静岡市) チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番

41 イ・ヒョク(2000年生まれ) Lee Hyuk(韓国) ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

10 ジャン・チャクムル(1997年生まれ) Can Cakmur(トルコ) リスト ピアノ協奏曲第1番

私は、ピアノ関係の仕事をしていたので 第1回 第2回 第3回の優勝者など 記憶に残る。
ちなみに 初開催の第1回(平成3年)の会場は 1991年4月1日、浜松市民会館だった。

第2回から アクトシティ浜松で行われている。

公式プログラムを探してみた。4回から10回までそろった。
今回は、10回と記念すべき日である。足かせ27年。浜松市は、ますます発展している。
1990年「音楽・文化友好交流都市」の提携をポーランド共和国ワルシャワ市と結んだ。
2014年「 国際連合教育科学文化機関(ユネスコ) 創造都市ネットワーク」に音楽分野で加盟を果たした。

エントリを聴いた。今回の本選について。(男性 6 女性 0) (日本人 4 海外 2)
(年代 平均 23.5歳 本選 22.6歳)
レベルの高い演奏だった。ブラームスの2番は50分 チャイコフスキーの1番、ラフマニノフの3番は40分 プロコフィエフの3番、ラフマニノフの2番は30分 リストの1番は20分。有利・不利でなく、出来栄えがよければ時間は杞憂にすぎないという事かな。
本選出場曲が重なる場合があり、聴きくらべのようにみえるが、今回は6名とも別々の曲であるのが聴衆者にとって嬉しいものがあった。

表彰式が行われた。

6位 安並貴史 Takashi Yasunami
5位 務川慧悟 Keigo Mukawa
4位 今田篤 Atsushi Imada
3位 イ・ヒョク Lee Hyuk
2位 牛田智大 Tomoharu Ushida
1位 ジャン・チャクムル Can Cakmur kawai SK-EX 使用

おめでとうございます。

優勝者には、副賞として 2019~2020年、日本の7都市でのオーケストラ付き演奏会の開催。
北海道でのリサイタルの開催。SACD音質でのレコーディング。海外での演奏会の開催・・・
バックアップし、今後もフォローを続ける。浜松市、凄いとしか。

晴れわたる浜松の朝。浜松のシンボル「アクトタワー」私は、愛着を込めて「牛乳びん」と呼んでいるが、灯台のようにみえる。浜松から世界を見渡してきた。
高さ213mは静岡県で最も高い高層建築物。地上45階、「オークラアクトシティホテル」などがある。

こうやって3年に一度 再会できる歓びをかみしめている。

前回から変更された事はいろいろあったと思うが よかったのでは。
国際音楽コンクールもIT化のできるところは、デジタルなツールを活用する。

浜松といえば やはり「うなき」今回も いただきました。


2018.11.23-24第10回「浜松国際ピアノコンクール」本選


2018.11.23-24 第10回「浜松国際ピアノコンクール」本選6名(日本人4名)出場者決定

ジャン・チャクムル(トルコ) 24日 リスト ピアノ協奏曲第1番
今田篤(静岡県掛川市)24日 チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
イ・ヒョク(韓国)  24日 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番
務川慧悟(愛知県東海市) 23日 プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番
牛田智大(福島県いわき市)23日 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
安並貴史(静岡県静岡市)23日 ブラームス ピアノ協奏曲第2番

本選は 23日と24日 ちなみに24日は 終了後、表彰式が行われます。
23日 18時から (開場 17時15分)会場:浜松 アクトシティ浜松大ホール
24日 14時から (開場 13時15分)会場:浜松 アクトシティ浜松大ホール

愉しみですね。

平成3年(1991年)第1回が開催され、27年となります。歴代の公式プログラム探しました。

???

 


2018.11.8~25第10回「浜松国際ピアノコンクール」


2018.11.8~25「第10回浜松国際ピアノコンクール」

国際音楽コンクール世界連盟 世界128のコンクールが連携している。

ほぼ毎回(おそらく初回のみ×)このコンクールのファイナルをみてきた。 1日目は 3人 2日目は 3人 表彰式。記者発表。
国際コンクールにふさわしく 課題曲が多彩で ピアニストが悲鳴をあげるほどの体力と精神力、もちろん 芸術力を競う。
第1次予選は、72名→24名 20分の演奏だが、インパクトがあるかどうか。大きなカギになる。
第2次予選は、24名→12名 委嘱作品の新作演奏など40分。ボリュームがあり、イメージ力・精神力をも要求する。
第3次予選は、12名→6名 弦楽四重奏曲のアンサンブルなど。繊細な表現力を要求する。
本選 6名 ピアノ協奏曲を演奏。管弦楽と対等に演奏できるヴィルトゥーゾ性を持っているか。

準備がいることも確かだ。そのため「3年」という期間は丁度よいかもしれない。出場に関しての年齢制限がある。

日本では、以下のコンクールが世界連盟に該当する。なお、コンクールの種類として、
仙台のみ ヴァイオリンとピアノの2部門である。
ピアノは 2 オルガンが 1 フルート 1 オーボエ 1 室内楽 1  オペラ 1
(次回開催予定時期により表示)

国際オーボエコンクール(東京都千代田区)前回 2015年9月 3年毎
浜松国際ピアノコンクール(静岡県浜松市)前回 2015年11月 3年毎

仙台国際音楽コンクール(宮城県仙台市)前回 2016年5月 3年毎

大阪国際室内楽コンクール(大阪府大阪市)前回 2017年5月  3年毎
静岡国際オペラコンクール(静岡県浜松市)前回 2017年10月 3年毎

神戸国際フルートコンクール(兵庫県神戸市)前回 2017年5月 4年毎
武蔵野市国際オルガンコンクール(東京都武蔵野市)前回 2017年9月 4年毎
高松国際ピアノコンクール(香川県高松市)前回 2018年3月 4年毎

国際的には、三大コンクールを主軸として たくさんのコンクールが行われています。

ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド・ワルシャワ)5年毎 ※ピアノ部門
チャイコフスキー国際コンクール(ロシア・モスクワ)4年毎 ※ピアノ、ヴァイオリン部門
エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー、ブリュッセル) 毎年 ※ヴァイオリン、ピアノ、声楽、チェロ部門(2017年から)を交互に開催(作曲部門は2013年に中止)

ロン=ティボー国際コンクール(フランス・パリ)ヴァイオリン、ピアノ、声楽部門を交互に 次回 2018年10月 ヴァイオリン 2019年 ピアノ 2020年 声楽

ミュンヘン国際音楽コンクール(ドイツ、ミュンヘン) 鍵盤(ピアノ、ピアノ・デュオ、オルガン、ハープシコード)声楽、
弦楽器(ヴァイオリン、ヴァイオリン&ピアノ、ヴィオラ、チェロ、チェロ&ピアノ、コントラバス)
管楽器(フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、トランペット、ホルン、トロンボーン)
アンサンブル(弦楽3重奏、弦楽4重奏、ピアノ3重奏、管楽4重奏)打楽器他(パーカッション、ハープ、ギター、リコーダー、サックス、ピアノ読譜)
このコンクールの凄いところは 多彩な部門での審査。

ブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア、ボルツァーノ)前回 2016年予選、2017年セミファイナル 次回 2018年予選 2019年セミファイナル
リーズ国際ピアノコンクール(イギリス、リーズ)前回 2015年9月 3年毎
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(アメリカ フォートワース)前回 2017年5月 4年毎

など・・・

今回の審査委員長は 小川典子氏 愉しみである。

 


第9回 浜松国際ピアノコンクール 11/21-12/8


3年に一度開催 主催 浜松市 楽器のまちとして国際的に知られている もちろん自動車のまち うなぎなど 拠り所はいくつもある。

コンクールのオープニングは ラシュコフスキーのリサイタルから 前回コンクール後の翌年 ラフォルジュルネにも登場した 新進のピアニスト 安定したコントロールで 前回優勝してから3年 成長ぶりが楽しみである。

コンクール日程は 11月22日(日)~26日(木) 一次予選 11月27日(金)~29日(日) 二次予選
12月1日(月)~2日(火) 三次予選  12月5日(土)~6日(日) 本選 および表彰式 12月7日(月)~8日(火)は 入賞コンサートがある。

この間に 課題曲講習 マスタークラス講習など 盛りだくさん 又、記者会見も随所で見られる。
文字通り 世界に発信していく 浜松市 の 国際ピアノコンクール。 優勝賞金 と コンサート周回など プレミアムが多く 世界中からエントリーが集まってくる。

さて、私が注目しているのは 2次予選と 3次予選 「前回の様相」を参考に
1次予選出場予定者 92名から 絞り込まれていった。
2次予選は ①練習曲1曲か2曲 ② 練習曲でないもの1曲 または数曲 ③ フランス・ロシアの作曲家 練習曲でないもの 1曲 ④現代曲の初演 = 合計40分
3次予選は 弦楽の伴奏 + 自由な選択によるソロリサイタル 合計 70分

優勝者 イリヤ・ラシュコフスキー 2次予選に ラフマニノフの2番 バラード2番 を 3次予選に ダンテを読んで 展覧会の絵 本選は プロコフィエフの3番・・・
第一音、聴いたとき 音が大きかった。インパクトがあった ・・・風格 ステージマナー・・・

1位 ラシュコフスキー  他の演奏者が ラフマニノフ3番や2番を演奏したから優位とは限らない。プロコフィエフ3番の圧倒的な流麗な演奏が光った。

さて、第9回は どのようになるか注目したい。