苗名(なえな)の滝の虹、黒姫山
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苗名(なえな)の滝の虹「ウォーターフォール」黒姫山
新潟県と長野県の境にある滝で、妙高高原からアクセス。滝の轟音から地震滝とも謂われる。
黒姫山からの溶岩が関川をせき止めたことで形成された。マグマが冷却されたときにできた、柱状節理が良く発達していて壮観。滝口に岩があり、左右に分かれていた滝が、高田藩が伐採した木を流したところ岩が欠けてしまい現在に至る。落差55mで大規模。轟音が「地震=なゐ」のようであり「なえな滝」そして「苗名滝」となった。古くから知られていて、1800年代の文人画家により多くの作品が遺されている。小林一茶も一句詠んでいる。1995年7月、梅雨の豪雨で地震滝橋が流された。対策のため関川1号砂防えん堤が下流に建建設。売店「苗名滝苑」があり、名物「流しそうめん」が楽しめる。
滝の入り口駐車場からは「徒歩15分 500m」とあるが15分では着かないでしょう(笑)。(何も注意書きがないので)平坦な観光道路と思ったらそれは違う。サンダルは不可でハイキングシューズが必要な登山道のようだ。一つ目の大きい吊り橋は難なく渡れたが、二つ目の小さな吊り橋が幅が狭く対向はできない。次々、人が渡ろうとするので揺れる。高度感があり恐い。子ども園の遠足か園児の団体が吊り橋の向こうにいた。
ツアー客の団体とすれ違いに話を。80歳になるおばあちゃん。やせ細っている。段差のあるハイキング道を歩いて来た。添乗員が「先に行かないでここらで待っていてくださいね」という。多分、200mの標示板を見たからだろう。「娘2人が滝を見に行って写真を撮ってくれるのでそれでいいかな。」もう一人は、70歳後半の方「吊り橋まではあとどれ位?段差の道がキツいわ。滝が見えて来たから私はここまででいいかなって。滝を背景に写真撮ってもらえませんか?」はい、わかりました。
小林一茶 詠み「瀧けぶり 側で見てさへ 花の雲」の石碑が。
一見の価値がある。観光用でここまで見られる滝はそうない。称名の滝(ハンノキ)、那智の滝は素晴らしい。袋田の滝、いつか雪の時期に見たい。中の滝、幻の滝(御嶽山、富士山)がいつか見れるかな。富士山の湧き水から「白糸の滝」軽井沢の「白糸の滝」も趣があった。
一つ目の大きな吊り橋を渡る時にただものでない予感、大きな滝だろう。砂防堰の奥に滝があるのはわかっているが、この景色がよい。4Fの高さになる階段を登りきり、遊歩道に接続。大岩が見え段差の道にさしかかりそこを込めると遠目に滝が見えてくる。二つ目の吊り橋まで近づく。私は吊り橋は渡らず、登山道の脇道を進む。一つ目の大岩を超えて見える場所から大迫力。虹はうっすらと。二つ目の大岩を超えて見える場所からがベストだった。虹が鮮やかに見え横幅も写真に収まる。さらによく見える場所があるのだが、足場が斜めで、写真に入りきらない。一歩間違えれば滝つぼに落ちる。
紺碧の空と紅葉と滝の絵図が絶妙。そこにみた「虹」が凄くて・・・佇んでいたい。軽井沢千住博美術館で「ウオーターフォール」を鑑賞した後だからこそ。
シーズンはすでに終わっていた。売店「苗名滝苑」。11月上旬から4月中旬は冬季休業。積雪時、現地に入る事ができるかは確認してからの方が。
この砂防堰が巨大でこれが一見の価値がある。
この階段が意外にキツい。
ここから300mだと。
あと200m。これをみた時、それ以上進もうと思うかな。この先に滝見があるので足元気を付けて。
小林一茶 詠み「瀧けぶり 側で見てさへ 花の雲」の石碑
滝見の場所。轟音が聞こえている。
大きな滝のあるところは巨大なV字谷や断層があるので日陰が多い。
この吊り橋が恐い。私は、渡らず脇道を進んだ。
大岩の間をぬって瀧見の最前線に向かう。川の水が浸みているところがあり足場がよくないが絶景。
この時期はまだ流量が少ない。雪解けの時期は。地響きがするほど凄い音がするんだとか。
滝つぼが大きい。柱状節理が芸術的。そして、虹。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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