「岳の幟」520年続く 国の無形文化財
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「岳の幟」520年続く 国の無形文化財
ここ上田市でも別所地区は標高500mを超え、寒冷地にかかわらず、少雨地域であり、ため池が多くつくられてきた。永正元年(1504)、旱魃に苦しんだ農民が、夫神岳の雨の神に反物を捧げ祈願したのが始まり。神事は7月15日前後の日曜日に行なわれている。昇る龍を象った幟は、長さ6mの青竹竿に赤・青・黄などの色鮮やかな布。夫神岳の「龗」九頭龍神の祠で神事の後、70本もの幟が山を下り、麓の別所神社でささら踊りし温泉街を練り歩く。521年もの続く神事。日本遺産に登録。
神楽殿から塩田平の子御嶽山(夫神岳)を崇む。幟が美しい。蚕から幟を織り、夫神岳の龍神に感謝と雨乞い祈願し舞を奉納した。先人の智慧がうがかい知れる。
別所神社は、鎌倉時代初期の建久年間(1190-1199年)の創建と伝わり、江戸時代には熊野社としてあった。御祭神は、伊邪那岐・伊佐那美。鳥居の扁額には「本朝縁結大神」とあるが、元は「正一位熊野三社大権現」)
別所神社
「岳の幟」神楽殿 子御岳山(夫神岳)を拝む。幟の飾りが格別。反物を着物や蒲団にし身に着けると、一年間無病息災で過ごす事が出来るそう。夫神岳の九頭竜権現に奉納した布を竹につけ、里宮の別所神社まで運ぶ。舞を奉納。
先人の切なる願いが、絶景を愛で、500年を超える神事につながる。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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