2015.9.6(日)14時~ ジョジョクラシック シューベルト vol.102


FavoriteLoadingお気に入りに追加

ジョジョクラシックは、クラシック音楽でリラックスできる60分。ネットラジオ(PC) http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホ タブレットは専用アプリ(TuneIn Radio)。 設定方法 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】 シューベルト 即興曲 第3番 変ト長調 (D899) 作品90の3
交響曲第4番ハ短調 「悲劇的」 D417

【トピック】晩年の1827年頃に作曲したピアノ独奏曲。即興曲という。シューベルトのファンタジー。ピアノソナタは有機的だが この即興曲は 素朴な歌の世界があり親しまれている。

この即興曲の短調(変ホ短調)での「憂い」は、ショパンの即興曲第3番変ト長調の中間部(マイナー)にもよく似て この儚さは この調性のよるところがあるのかと。他にブラームスの間奏曲第6番変ホ短調も 独特の雰囲気を醸し出している。優しく 柔らかく 美しく 木の葉の気配を感じるように表現・・・

https://youtu.be/KkqDEh-fXVI

交響曲第4番 ハ短調 『悲劇的』D417は、1816年に作曲。 タイトルの『悲劇的』は後にシューベルト自身が付けた。1816年の4月27日に完成されているが、1815年の9月頃から着手していた。私的な初演はオットー・ハトヴィヒが指揮するアマチュアの私設のオーケストラによって、ハトヴィヒ家のコンサートで行なわれたと考えられている。公開初演はシューベルトの死後20年以上を経た1849年11月19日に、ライプツィヒでリチウスの指揮によって行なわれた。ベートーヴェンを強く意識していた事が窺える。

第1楽章 Adagio molt – Allegro vivace
ハ短調、4分の3拍子、序奏付きのソナタ形式(提示部リピート付き)。第1主題は導入部ですでに暗示されており、悲愴感を帯びたものである。第2主題も弦により提示され、転調を繰り返してコデッタに至る。展開部はシューベルトの交響曲らしく非常に短く、序奏の後変ロ短調で第1主題が繰り返されるシンプルなもので、すぐに再現部に入る。型通りの再現の後、短いコーダで華々しく終わる。

第2楽章 Andante
変イ長調、4分の2拍子、ロンド形式 主要主題は4つの即興曲D935作品142の第2曲のものとほぼ同じ。副主題はヘ短調で、第1楽章の第1主題に由来する。最後に第1主題の動機に基づく短めのコーダが続く。

第3楽章 Menuetto. Allegro vivace
スケルツォ風のメヌエット。変ホ長調、4分の3拍子。トリオは第1楽章の第1主題に基づく。

第4楽章 Allegro
ハ短調、2分の2拍子、ソナタ形式(提示部リピート付き)。4小節の序奏の後に、第1主題がヴァイオリンで提示される。第2主題は変ホ長調で、軽快に提示される。展開部からコーダへ 明るく堂々と結ぶ。

CIMG0483_640

img_1

シューベルティアーデ シューベルトを囲む仲間たち

seike_schu

シューベルトの生家 ウィーン郊外にある ピアノ

プロフィール

Avatar photo
nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ