2015.11.15(日)14時 ジョジョクラシック チャイコフスキー vol.112


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【曲予定】ピアノ曲集「四季」より 11月「トロイカ」
ピアノ協奏曲第3番 【人生】 (遺作)から 第1楽章
交響曲第6番「悲愴」より 第1楽章 (ニーマン編曲)【ピアノ独奏版】 岡城千歳
第4楽章 西本智実 ボリショイミレニアム交響楽団

【トピック】チャイコフスキーは 美しいメロディーを用いて リズムを活用し 官能的な作品を創作した。ヴァイオリン協奏曲 弦楽セレナード など・・・ピアノはピアノ協奏曲第1番 第2番など 高い技術を要求したものが多く 演奏家も含め 当時は不評を買った。が、初演時から バレー音楽 くるみ割り人形 などで成功をおさめる。交響曲第6番を制作中に もうひとつ浮かび上がった「人生」という曲。これを、交響曲第7番でなく、ピアノ協奏曲第3番の第1楽章に転用、1楽章のみ完成しました。ピアノ曲集 「四季」は 親しみやすいですよね。11月 「トロイカ」をお届けします。

さて 交響曲第6番は 初演時の楽譜に 「Symphonie Pathetique」 の題字がある。チャイコフスキーは曲のイメージを気にしていたよう。Pathetique は、原語訳なら「強い情熱」と訳されるべきだったが 意訳された・・・。

この曲の特徴。例えば 第1楽章 ファゴットに PPPPPP 、また、第4楽章 チューバに PPPPP を要求。第2楽章は 4分の5拍子のいびつな楽想。第3楽章は 行進曲だが 4楽章の前の絶妙なスケルツォ。第4楽章は、主題 第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが合奏することにより つながる楽想。下の楽譜が 再現部での 強奏の場面。

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このように音符を分解して 楽器にあてがったり ユニゾン奏法などは チャイコフスキーの得意とするところ。序曲「1812年」の コーダの手前など。

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若かりし頃のチャイコフスキー 髭はたくわえていない。士官学校を出たが、作曲家をめざす。

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ピアノ独奏版 超絶技巧には違いない。ニーマンの編曲を ピアノ一台で 岡城千歳さん また 違う「悲愴」を聴かせてくれる。

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女性指揮者として 活躍を続ける 西本智実さん 4楽章は 霞んだ表現が印象的。

https://youtu.be/_67rvCHl1XI?t=39m21s

小澤征爾 指揮 ベルリンフィル

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プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ