2019.7.27「平和のための戦争展」出演


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「平和のための戦争展」出演 2019.7.27

人の命を大事に思う。今から74年前 日本では第2次世界大戦(1939年~1945年)があり、枢軸国軍(日本、ドイツ、イタリア)は連合国軍(中 米 英(ロシア))と戦った。
1942年(昭和17年)ミッドウェー海戦以降、戦局が好まざる方向になる。サイパン島から直接爆撃機が飛行、空襲され被害が拡大した。
沖縄は地上戦をしいられ 人口の4分の1 20万人の 多くの人命が失われた。本土への低空飛行での機銃掃射や 焼夷弾の雨が降り 大都市を中心に 東京 大阪 名古屋などほとんどの都市が何度も空襲にみまわれた。1943年、イタリアが降伏した。

1945年(昭和20年)7月。連合国軍が最後通告として「ポツダム宣言」【無条件降伏】を打診する。日本政府の対応として 最高戦争指導会議と閣議では、無条件降伏に抵抗し、国体を維持する条件をつけた。天皇は神であり国の最高責任者。捕えられたり、処刑されることだけは避けなければならない。また、国体を保持できなければ玉砕【自決】する人が増える。アメリカはこの対応について折込済みであった。5月、ドイツが降伏していた。

そうこうしているうちに 8月6日午前8時15分 世界で初めて 広島にウラン型原爆「リトルボーイ」が投下された。(1945年末で 14万人 2010年で 40万人死亡)
8月8日 ソビエトが日ソ不可侵条約を破って参戦する。アメリカは焦ったという。8月9日午前11時2分 長崎にプルトニウム型原爆「ファットマン」が投下され 1945年末で 9万人 2010年までで 20万人死亡)壊滅的な打撃を受けた。これ以上の犠牲者がでると日本民族の滅亡を招来するのみで 降伏を受け入れることになったのが玉音放送「終戦記念日」8月15日正午である。しかし、ソビエトは8月15日以降も侵攻し、9月2日米戦艦ミズーリ船上で降伏文書に調印するまで【戦争の正式終結とみる考えがある】千島列島、および北方3島(国後島、択捉島、色丹島)を占領、さらに終結後の9月3日に歯舞群島を占領した。ソヴィエトとはそういう国である。この戦争での一般市民の犠牲者は230万人とされ、悼みを受けた。GHQの指導により 日本国憲法ができたが、在米軍基地が自衛隊基地になり「日米地位協定」により、戦後日本がつくられたといっても過言ではない。

【ぞうれっしゃについて】
戦中は、動物も非常事態であった。国内の動物園のシンボルは「象」。大きな猛獣を処分せよという命令が出ていた。食糧問題もあり 餌を少なくし 亡くなっていく象達。東山動物園は、2頭の象が生き残った。戦後すぐ 動物園の復活を待ち望んだ。東京から陳情されたが 象は人間並みの精神力を持っている。ある事件がおき、2頭を引き離すわけにはいかなかった。象をみたい子どもたちのために、彦根・東京から「ぞうれっしゃ」が名古屋にむかって走った。象を守った園長の感動的な実話である。

2019.7.27「ぞうれっしゃ合唱団」出演します。
7月27日(土)「堺 平和のための戦争展2019」(※イベントは28日まであります)
会場 サンスクエア堺ホール(収容 300名)
「ぞうれっしゃがやってきた」原作 小出隆司 作詞 清水則雄 作曲 藤村記一郎

昨年6月、この組曲の舞台である「東山動物園」にうかがい、資料を拝見しました。以降、この曲を演奏する事に大変大きな意義を感じた。
「子供たちに平和を」テーマに合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」を演奏します。ぜひ 演奏を聴いていただきたいと思います。

 

慰霊碑に花をたむける人が絶えない。

合唱編成「ぞうれっしゃがやってきた」2019年版
【新曲が入ります】

1 サーカスのうた 児童合唱
2 ぞうを売らないで
3 雪よふるな
4 動物園へようこそ 児童合唱
5 動物を殺せ
6 悲しみの日
7 いくさの終わる日まで アコーディオン(バンドネオン風)ソロあり
8 本物のぞうが見たい 児童合唱
9 ぞうをかしてください (児童合唱)
10 ぞうれっしゃよはしれ 児童合唱
11 平和とぞうと子どもたち 児童合唱

全曲に フルートの音色がちりばめられている。銀の音色で柔らかく素朴で天使のよう。また、子どもっぽく角笛で童心にかえる。
低音部の管楽器のパートを アコーディオンがする。

2018年の模様。

7 いくさの終わる日まで アコーディオン(バンドネオン風)独奏

園長セリフ たくさんの動物が殺されてしまいました。・・・「ぞうを殺すなら私を殺してからにしてくれ」銃剣を突き付けられたこともありました・・・
悲劇のシーン ひとえにアコーディオンというけれど どういった音色、表現が必要なのか考えた。ドラマで出てくるバンドネオン、ヴィブラート
(心の震え)を意識する・・・

11 平和とぞうと子どもたち《エンディング》児童合唱 ーーー ぞうれっしゃが 彦根、東京をはじめ全国各地から走りだす。戦争を生き抜いた2頭のゾウ
「マカニー」「エルド」と初めて出逢う子どもたち。大勢の子どもたちに囲まれ マカニー、エルドもうれしそうでした。ーーー

“いっしょに行進しよう ぼくたちと ・・・おおきな おおきな ともだちと あそぼう 日のしずむまで”

子どもたちに平和を伝えていく責任は私たち大人にある。フルートは「子どもの無邪気な声」角笛みたい。アコーディオンは 元気を演出したり
エネルギーの迫力を伝える。

 

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ