「金剛山」登拝1125m


FavoriteLoadingお気に入りに追加

「金剛山」登拝1125m 奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境界。二百名山 関西百名山。

年間100万人が訪れる登山・ハイキング・登拝のメッカ。冬の霧氷、秋の紅葉、夏山の登山シーズン、春の花見など 四季楽しめる山。
村営ロープウェイは、現在、運行されていないので登山道のみによる登頂となる。

修験道の開祖「役行者」が修行の地とし665年【天智天皇4年】「転法輪寺」を創立した。
また、祖神「一言主神」を葛木神社に祀った。葛木神社は、伊勢系でなく大社造。

「太平記」の英雄「楠木正成」の誕生地である。楠木正成は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての武将。皇居外苑に明治時代鋳造の騎馬像がある。

「千早城の戦い」で、鎌倉幕府打倒に貢献した。急峻な山に囲む難攻不落の山城は「落ちない」ので、受験生に人気がある。

登山道は、千早本道(バス停から千早城跡経由、「まつまさ」から)と念仏坂が代表的で、葛城山縦走(水越峠経由・紀見峠経由)などのルートもある。

ルート 2・5㎞ × 2 = 5km 標高差 600m 急な坂と緩やかな坂の繰り返しで登山道は整備されている。
さわやかトイレ駐車場 山の豆腐「まつまさ」8時42分 標高525m 千早神社 8時54分 634m 楠木塚(バス停ー千早神社との合流点)673m
二合目 9時27分 三合目 9時35分 四合目 9時41分 五合目 800m 9時47分
六合目 9時51分 七合目 10時4分 八合目 960m 10時16分 九合目 1040m 10時21分
頂上(国見城広場)1112m 10時40分 転法輪寺 葛木神社 1125m

下山 11時41分 さわやかトイレ駐車場 12時53分

気温(八合目)21℃、湿度37%。ほとんどが樹林帯の中で杉林が多い。登りは急な坂道で汗を少しかいた。五合目と七合目で給水。長袖は必要。
風向が北で冷たかったが、日影が何よりでこれくらいが丁度よい。シャガ、カタクリ、ニリンソウなどが開花。
五合目からササが増えブナの香りがし本格的な高山道に。九合目、沢の音がする。
大樹に空洞があり、小さな石像の地蔵様と御大師様にいたく感動した。橋を渡ると、ニリンソウの群落がみられ満足。
頂上は、広い台地になっていて、広場、「金剛練成会」受付、売店・軽食屋、自動販売機、転法輪寺、葛城神社、葛城氏歴代の御廟所、などがある。
国見城跡の頂上広場では、金剛櫻が開花。PL塔、あべのハルカスをはじめ大阪湾、六甲山脈の景観が美しい。定時には「金剛山ライブカメラ」が映像を記録している。
御廟所のある分岐点から葛木神社参道があり、夫婦杉や福石、境内奥に「ブナ林」がある。

帰り、4000回以上「回数登山」されている方とお話ができ、山の事を教えられた。御年87歳、10歳くらいは若くみえる御仁。金剛練成会のカードを持ち4310回以上を数え、月20回を目標としているという。標準ペースよりも遥かにはやく70分で上がる。知り合いが多く、顔を見ると声をかけられていた・・・

大阪湾、六甲山脈をのぞむ

千早城址(三の丸)

千早神社(二の丸)難攻不落「落ちない山城」として「御守」は受験生に人気がある。

カタクリの花

この黄色の花は?ネコノメソウ(ユキノシタ)かな。

五合目 トイレがある。

ウルトラマンとバルタン星人

木の標柱は、緊急時の連絡時の場所を示し、ルートポイントの役割を担う。

九合目分岐点、最終的には頂上で合流する。左は、楽な道、右は、段差が多いが眺望のよい道。

大樹の空洞に地蔵様と御大師様が鎮座されている。いたく感動。

沢があり 橋を渡ると ニリンソウの群落がみられた。この時期にだけは嬉しい。

頂上は台地で「金剛練成会」受付、売店・軽食屋がある。転法輪寺がみえた。修験道の祖 役行者が665年「一言主大神」を鎮守とし、法起大菩薩を祀る「転法輪寺」を建立。

行者堂と転法輪寺本堂などの堂宇

行者堂は、修験道の祖 役行者を祀る。「御宝号 南無神変大菩薩(なむ じんべんだいぼさつ)」と「御真言」

十三重の塔 十三仏と表現
天上界 七仏 不動明王 釈迦如来 文殊菩薩 普賢菩薩 地蔵菩薩 弥勒菩薩 薬師如来
浄土天上界 六仏 観世音菩薩 勢至菩薩 阿弥陀如来 阿閦如来 大日如来 虚空蔵菩薩

極楽浄土(七宝 金、銀、瑠璃、水晶、白いつやのある貝、赤い真珠、瑪瑙)は輪廻転生を超えた神の国「天国」の世界で、地獄に落ちない。
無限の寿命を得られる。仏になるとは、さとりを開く事ができ、永遠の幸せに生きることができるといわれている。

「牛王」(牛頭天王)

金剛山の厳しい山中、勤行をし、極められた聖堂。威厳を感じる。

本堂 五眼六腕の法起菩薩

般若心経が掲示

ちはや園地・ロープウェイ頂上駅方面と葛木神社参道の分岐。

葛城氏 この一帯を支配した日本最古の豪族 第12代天皇 日本武尊(ヤマトタケル)の父とされる景行天皇時代から。

葛城家歴代御廟所

福石 崇神天皇の時代に大国主神が出現した石、福徳招来の守り神

葛木神社の境内へ

櫻と拝殿

拝殿、清々しさが満ち足りている。

摂社がずらっと並ぶ光景は壮観。

境内を左側面から 珍しい「大社造」最高地点があるが、神域であるために立ち入ることはできない。「ブナ林」、御所方面の眺望がみられる。

プロフィール

Avatar photo
nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ