2021.6.5 第8回「夏山フェスタ」2021【中止】


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2021.6.5 第8回「夏山フェスタ」2021【中止】

夏山というと、7月~8月を指す。情報満載のイベントで今回8回目。名古屋市で開催され、他に九州でも。毎年状況が変わりアップデートされている。
できるだけ顔を出すようにしているが2年連続での中止は残念だ。

情報に触れることは大切な事。登山ブームの中、山岳事故の増加に歯止めがかかっていない。最近「地図を持たない軽装者の事故」(遭難・滑落)すなわち「山岳事故」が増えている。古く1963年、薬師岳で愛知大学の山岳部員13名が遭難し全員が死亡した事が契機となり、登山届の義務化がはじまった。他に1965年、連休中の山岳事故で62名の死亡。また1967年、谷川岳・剱岳など死者・行方不明52名の事故が発生。最近は、2014年9月御嶽山が噴火し行方不明者58名の惨事が起き、捜索活動に困難をきたした。2015年、長野県が、登山届提出義務化の条例を可決。

登山届の提出は、何を意味するだろう。山岳遭難を防止し、登山者をまもる目的で登山届条例が施行された。1966年、富山県が厳冬期の剣岳について初めての登山届出条例が可決された。1967年、群馬県が谷川岳遭難防止条例を施行した。2019年山梨県で「安全登山推進重点区域」の富士山標高3000m(8合目)、白根三山や甲斐駒ケ岳などの南アルプス、赤岳や権現岳などの八ケ岳の3山域についての登山届義務化を施行した。現在、岩手県、群馬県、新潟県、富山県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県が条例化されている。

山岳事故についての統計【令和2年】7-8月 夏山で ①道迷い 30.1% ②滑落13.5%(①+② 命にかかわる 43.6%)③転倒 17.9% ④病気・疲労 23.1%(③+④ 自力下山不能 42%)年代比は、40代 15.3% 50代 17.9% 60代 18.1% 70代 19.6% これら全体にしめる割合は 40代~70代 で70.9%。高齢者が遭難者の割合が高い。

登山経験者からの情報を入手し、セミナーに参加することはとてもよい事だと思う。モンベルや好日山荘などが主催する講習会に参加してみては。

八ヶ岳の樹林帯と「天狗の奥庭」で迷いかけた。単調な道が続く場合も注意。元来た道を忘れないように。以前登った山を覚えていても、天候によって雰囲気が全く変わってしまうことがある。低山でも視界が悪くなれば道標がみずらくテープやペンキマークを見落とす恐れがある。登山道に踏み跡があるとは限らない。大雨の後、流されて消えてしまったり、岩場はそもそも踏み跡が見つけられない。登山者が複数いると後を追えて道を迷わないメリットがある。平坦で高低差少ない初心者コースが、危険と隣り合わせである事を認識しなければならなかった。

地図やコンパスを持つ事が大切。GPS機器などは、気温によって表示しにくくなったり充電が切れる場合がある。電池、バッテリーの予備を準備しておくこと。そして、寒暖差に耐えられる服装と行動食と水分補給。工程に合わせた分量を用意する。服装は重ね着が基本。汗をかくときは、服装の調整と水分補給と休憩を。行動食は、ワンポイント位にしておいて。

登山には、たくさんの魅力があり、それぞれが思い思いの魅力を見つけ 目的を到達できれば、それが一番。

さて、私は2021の夏山どこを計画しようか。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ