地獄谷温泉「野猿公苑」~サル不在~


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地獄谷温泉「野猿公苑」~サル不在~

石畳の温泉街「渋温泉」の最奥にある「地獄谷温泉」は、地獄谷温泉「後楽館」の露天風呂の事。後楽館は100年前から創業されていて、野猿公苑の方が後に開業された。猿が温泉に浸かっている世界的に珍しい光景でイギリスBBC「Wild life photography 2005 動物部門入賞」を受賞。「野猿公苑」は「地獄谷温泉」より急坂を上がったところにある。
渋温泉は「金具屋」をはじめ外湯巡りができるところで私も何度かうかがっている。

初秋、猿がまだ野猿公苑におりてこない。渋温泉の案内所に「サル不在」の標示板が出ていた。猿は「地獄谷温泉」の奥の峰にいる。厳しい自然の折、食べ物は簡単にみつからないだろう。餌付けをして町に降りないようにしているというのだ。

もしかすると猿と温泉に入る事ができるのが叶えば凄い事だろうなぁ。ただし、目を合わせないように。人馴れしているのでこちらがいたずらしなければ噛みつかれる事がないという。露天風呂は、開放感バツグン。しかし、上方の公苑からは見えていないだろうか・・・ 他に内湯があるのでゆっくり浸かる事が出来る。

「地獄谷」とは、よく言ったものだ。あの勢いよく自噴する源泉をみると大地が生きているんだと。そして、自然の宝庫でもあるから細かい事を気にしないで。原始の世界にタイプスリップしたようなものだから。最寄りの有料駐車場までは、渋温泉の奥から狭い急坂の林道を走る。鬱蒼とした森の中、街灯もなく「けもの道」である。駐車場からは300m、徒歩10分山道を進む。冬季(4/1-11/30以外)はスタッドレスを推奨する。

 

野生の匂いがプンプンするぞ。

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ