飯縄山(1917m)北信五岳
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飯縄山(1917m) 戸隠山(1904m)、黒姫山(2053m)、妙高山(2454m)、斑尾山(1381m)とともに、北信五岳のひとつ
いいづなやま 飯綱山とも書く。「飯砂(いいずな、飯のように食べられる砂)」の事で、「テングノムギメシ」(天狗の麦飯)という微生物の産出地でもあった。飯縄高原、戸隠、黒姫、小諸周辺で産出されるようだ。凶作の時に飯綱三郎天狗がこの飯砂を配り人々を救ったという伝説がある。古くから山岳信仰の霊山で、飯縄権現を祀り修験道場が開かれ、足利義満や管領細川氏、上杉謙信、武田信玄、徳川家康などの尊崇を得ていた。また忍術(滋賀県甲賀市の古刹の本尊は飯縄権現)や剣術の修業の地(神道無念流開祖の福井嘉平は飯縄権現への参篭により会得した)としても知られる。
距離 8.2㎞ 標高差 850m 登り 2時間30分 下り 2時間
戸隠山は険しい。北信五岳に何故か含まれない名峰、高妻山(2353m)は、戸隠連峰の最高峰。
絶妙な位置にある飯縄山、戸隠、黒姫、の間にあり、長野市をのぞむ。黒姫山は、往復7時間半かかる山。それに対して
飯縄山は標高1900mだが眺望は360度見渡せる。そして、穏やかな山容で登りやすく地元愛が特に強い。
南登山口駐車場(一の鳥居)(1130m)に停める事。 一の鳥居登山口 車が数台停めてあった(1182m)
十三仏詣り 亡くなった人が三三回忌まで浄土に行けるかが決まるとされた。
一 不動明王:初七日1268m
二 釈迦如来:二七日1318m
三 文殊菩薩:三七日1336m
四 普賢菩薩:四七日1362m
五 地蔵菩薩:五七日1381m
六 弥勒菩薩:六七日1409m
七 薬師如来:七七日1430m
八 観音菩薩:百か日1452m
九 勢至菩薩:一周忌1467m涅槃に到達できるか
十 阿弥陀如来:三回忌1508m
十一 阿閃如来:七回忌1528m 駒つなぎの場
十二 大日如来:十三回忌1619m
富士見の水場 1629m 富士が見える水場
天狗の硯岩(六合目)1669m 硯石のような岩盤が。景色がよい。
十三 虚空蔵菩薩:三十三回忌 1692m
1800m地点 パノラマが視界に 善光寺平、戸隠高原、白馬連峰が一望
西道と分岐点 1846m 飯縄神社の祠
飯縄山南峰(九合目)1909m 飯縄神社奥社
飯縄山山頂 北峰(最高峰)1917m
飯縄山山頂 山頂部は広く笹薮がひろがる。団体さんとすれ違う。
最初、戸隠神社中社の西登山口を探したがわかりにくく、スタンダードな南登山口に移動。かなり広い苑地でトイレや登山地図や登山届もある。
山頂部が冠雪。実は、樹木の枝が氷柱になっていたのである。
飯縄山 南登山口
十三仏をはじめところどころに標示板があり、飽きさせない。
十三仏のはじまり
駒つなぎの場 馬とてこれ以上は登れないとされる。急坂がはじまる。
天狗の硯岩 この辺から見晴らしがよくなる。
西登山道との分岐点 戸隠高原がよく見える。
善光寺平、笠山、白馬連峰なども視界に入る。
飯縄神社の祠
飯縄山南峰(九合目)に到達。右手に奥社がある。ここから約15分で最高峰の北峰へ。
南峰から北峰へ。笹薮で傾斜のなだらかな道。岩場はない。
飯縄山の一つの難点は途中に「トイレがない」事。ここは「携帯トイレブース」ありがたい。
心地よい稜線歩き、北峰(山頂)から南峰をのぞむ。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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