破局噴火 Hunga Tonga Supervolcano 2022.1.15


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フンガ・トンガ島 フンガ・ハアパイ海底火山で大規模な噴火が発生 日本で「気象津波」を観測

フンガ・トンガ島 フンガ・ハアパイ島 の二つの島が噴火をくりかえし、海底が隆起し砂洲ができ繋がった。2021年12月20日に再び噴火し、首都ヌクアロファからも見え高度18000mに達した。爆発音は170km離れた地点でも聞こえた。最初の噴火は第一噴火 12000m12月21日午前2時まで続いた。その後も12月25日の衛星画像では、島の面積が拡大。火山活動は1月5日には一旦弱まったが、1月13日に高度17000mにも達する火山灰雲を大気中に放出した。14日に噴火 第二噴火 13000mそれを上回る噴火。

15日13時10分 第三噴火 2km平方の規模 16000m 再び激しい噴火を起こし、前年12月20日の噴火よりも約7倍強い。規模は、半径250㎞に。噴火に伴う轟音は、500km以上離れたフィジーや、ニュージーランド、オーストラリアでも聞こえたとの報告がある。噴火の空振により、窓ガラスが粉々に割れるなどの建物被害が出た。

トンガの気象当局は、17時30分すぎに津波警報を発令し、その後、沿岸地域に津波が押し寄せた。首都ヌクアロファでは1.2mの津波が観測。アメリカ領サモアでも0.6mの津波が観測、その後日本の奄美群島などでも1.2mの津波が観測。15日20時 空振による衝撃波が全世界へ 気圧の変化 8000㎞離れている日本で2hpa上昇。空振による気圧の急変で海面上昇し津波が発生したと考えられる。

トンガ付近では潮位の変化少なく、8000㎞離れたカリフォルニア州で津波が遡上するのを観測。長距離の方が高くなる事があり衝撃。太平洋地域と異なるカリブ海のプエルトリコでも空振による「潮位変化」が観測。日本では、干潮時だったためこの高さですんだが大潮だったら高潮が発生したかもしれない。

フンガ・トンガ島は900 – 1000年おきに大規模噴火を起こしており、前回の大規模噴火は1100年頃であることから「1000年に1度の大噴火」。この噴火により島はほぼ消滅した。

震央が海底のケースと違うので「津波」と呼べるかと気象庁が説明。「気象津波」と呼ばれる。
午後7時ごろ 気象庁が「被害の心配なし」と発表
午後8時ごろ 太平洋各地で潮位変動を観測 国内各地で気圧が約2hpa上昇
午後11時55分 鹿児島県奄美市で1・2mの津波を観測
16日午前0時15分 奄美群島・トカラ列島に津波警報
午前2時54分 岩手県の津波注意報を警報に切り替え 久慈市で1.1m観測。
午前7時30分  奄美群島・トカラ列島の津波警報を注意報に切り替え津波注意報
午後2時ごろ  同解除

VEI 7の「破局噴火」

BC5300 鬼界カルデラ
BC1620 ミノア噴火(ギリシャ)
186年 タウポ(ニュージーランド)
969 白頭山
1815 タンボラ(インドネシア)

など数えるしかないという。阿蘇山は、破局噴火が9万年前にあったとされる。山体崩壊し、カルデラが形成された。
今回の津波は、日本史上、有史以来、記憶にないか、極めて希少な現象。

今回の大噴火により火山灰で真っ暗になった。地球規模での影響が予想される。太陽熱が遮断されることにより 気温の低下を引き起こし 作物不良が起きる。作物不況となり、物価が上昇。また、品質低下など弊害が。噴煙とマグマは恐ろしい。91年 タイ米の事を思い出す。

このところの体調不良は気圧の変化によるものだったかも。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ