「リラ・クラシック」2022.5.21(土)7:00 スクリャービン vol.98


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2022/5/21(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオの視聴方法がPC スマートフォン タブレット共通に】

【曲予定】練習曲嬰ニ短調作品8-12 幻想曲ロ短調作品28 ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 交響曲第5番「プロメテウス」

【コラム】スクリャービン( 1872年1月6日 – 1915年4月27日)生誕150周年の年。スクリャービンの父方はタタール系でタタール人は、世界に分布するが、ウクライナ南部のクリミア地方が祖先かもしれない。母は、世界的に有名なレシェティツキに師事したピアニストだが 産褥熱で急死し、父と叔母に育てられた。鋭い感覚で独自のピアニズムを築き上げた。スクリャービンの美学は、ショパンやリストと違っていて唯一無二。それが「神秘和音」と「色光ピアノ」。神秘和音は、増4度の重ね合わせで構成される。Ⅰの和音に回帰しない事から、終止感がなく「法悦」感があるとされ、一時期は演奏禁止となった。発明した色光ピアノは、音に色彩があると考えた。交響曲第5番「プロメテウス」でシュミレーションしている。1910年代、まだ照明装置などが珍しかった頃。現在は、再現方法としてMIDI電子楽器を使用し演奏が行われることがある。世界では、1920年、世界初の電子楽器「テルミン」が発明されたのだが、シンセサイザーの先駆となる前衛的な音楽を作曲した。

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ