円安1$=145円か(24年ぶり)2022.9.7


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円安1$=145円か(24年ぶり)2022.9.7

2022年(令和四年)年初は1ドル=115円 それが9月6日に145円に迫る。日本は資源をほとんど輸入に頼っている。輸入品が20%物価があがってもおかしくない。主要企業の想定為替レートが115円なので、大きく狂わされた。設備投資はすぐ返ってくるわけでないけれど。人口減少、国力低下。ウクライナ侵攻が長期化する様相をみせている。これは世界中でおこっている事なのだから、経済レベルを維持するために個人が努力するしかない。経済圏にみあったライフスタイルや時に移住も考えなければならないでしょう。

円高も困るが極端な円安で物価高による経済破綻の心配。困窮者の増大が懸念される。80年前の事と似てはいないか。
第2次世界大戦の前触れもそうだった。アメリカで世界恐慌、日本が国際連盟を脱退し枢軸国が日独伊三国同盟を結んだが、インフレに生活が苦しくなり、対外へ経済圏を拡大する世論がかきたてられた。列強の進出に対して大東亜共栄圏をうちたてて、それは幻想だったのか。日中戦争、第二次世界大戦で・・・結果はご覧の通りだ。

日銀は、財務省は対応しているのか。安倍さんが亡くなってから、日本への信頼がしっかりしてほしいとの思惑があるのだ。世界の大国は2大政党が互角で競争できるようになっているが、日本は事実上、第一党の政党が人事権まで握り、派閥がNOを言わせない体制をつくっている。先日の国葬「後出し報告」などみっともないにも程がある。私は最初、国葬に賛成していたが、当初より6倍もかかるようなら最初から概算を言ってくれないとね。来年「広島サミット」で100億円使う予定らしいし。内閣が半分負担するならいいですが。国外に気をつかうのはわかるけれども。国内への重い腰で煮え切らない「丸投げ政府」。コロナに対しても中途半端な。国会議員は法律を整備しようとしない。つまり、官僚が国民のために働きたいと思えない不満がここまで来ている。

アメリカの景気がそれほどいいわけでないのに。アメリカの失業者指数や長期金利上げに引っ張られるのはあるけれど。製造業で原材料を輸入している企業が逼迫している。すでに半年分くらいは調達できたかもしれないが、その後の買付けが原材料の高騰で値上げをするが利益を回収できるか怪しい。消費が冷え込むのは、値上げに対する節約志向と企業が将来不安で簡単に賃金をあげられない。何しろ115円で想定されていたものが145円だと、物価が20%上がることを考えなくては。製造業などは利益を迅速に転嫁できない。企業は対策で締め上げをするだろう。雇われ手、小企業、下請け会社など影響を受けはじめている。もはや人でなく道具扱いにされないため、私たちが守らなければならない。

多くの企業が悩ましいのは広告宣伝費。宣伝をしなければ、競争に勝てなくなる。消費現場では関係ないように思われるが、なかなかそうではない。売れ線だけでは心細く、新製品など目をひくCMはある程度必要。プライドをかけゴールデンタイム番組に企業アピールするのがステイタスだが、そうでなくてもCMが流れているだけでも一定の効果がある。民放はインターネット広告が増えている状況だから、ネットとの模索でTVER(ティーバー)はもちろん、TikTok(ティックトック)などへの連携も必要だ。

ちなみにその昔、私は東証一部上場会社に勤務していたが、1990年代、円高で一時79円をつけた頃、倒産危機でリストラがありその渦中で退職した事があり、本当にリストラが有ることを肌身で感じた。現在では、企業体質の生まれ変わりにリストラがあるようだが、さまざまな理由がある。今、円安=インフレで企業は極限な状態。FRBの長期金利の利下げがないかぎりこのトレンドは続くだろう。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ