万座温泉「空吹」秘湯


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万座温泉「空吹」秘湯

温泉は、登山後に入る事が多いが、不思議な事に山と温泉地が近い。浅間高原に登った後は、どこの温泉に入ろうか。奥座敷の万座まで。群馬県の西端に位置する。
雰囲気と濁湯の「濃い湯」がよい。標高1200mの草津よりさらに高い標高1,800mにある。岐阜県下呂市の濁河温泉と並び、自家用車で行ける日本最高所の温泉。
濁河温泉は、御嶽山の登山後、入ったことがある。厳しい自然で源泉を守り続ける事は大変。ここの特筆すべきは酸性硫黄泉(硫化水素泉)の白濁湯で硫黄成分の含有量が日本一。

万座は秘湯が多い。平安時代、坂上田村麻呂が、万座温泉で鬼退治をしたという伝説が残っている。江戸時代(1715年)万座薬師堂が創建。昭和時代(1960年)万座プリンスホテルが開業しスキー場もオープンする。以来、スノースポーツのメッカとしてにぎわっているが、草津温泉から20㎞わざわざ足を延ばして行く価値がある。
国道292号線草津白根山の殺生三叉路からのアクセスに強くなれば、何の問題もない。もっと早くアクセスできる方法は、軽井沢の「峰の茶屋」から「鬼押ハイウェイ」と「万座ハイウェイ」を利用すればよい。(スノータイヤ推奨の時期あるが通年走行)※草津白根山の噴火警戒レベルが上がった時には災害基本法に従う。情報はこちら

まずは「空吹」をみる。万座温泉しぜん情報館の無料駐車場にとめてすぐ。硫黄の匂いたっぷり。源泉が湧いている。これは川でなく温泉である。さて「豊国館」の湯は。
源泉は熱いが、基本は「湯もみ式」。内湯は檜湯で柔らかさがある。とても熱い白濁湯はのぼせるようでなくリラックス効果がある。一応、加水のホースはあるけれど。
露天《混浴》は広く、自然を見て風に吹かれながら少々温度が低く感じる石風呂。不思議な事に筋肉痛が一発でなおった。ぽかぽかする湯でなく、薬みたいな湯だ。
温泉の識者の意見として、標高1000m以上の高地だと平地より心拍機能が鍛えられる上に、温泉に入る事でさらに血管が拡張し、新陳代謝がより活発に行われるとの事。
そうだと思う。

万座「空吹」 噴火口の跡


これは源泉です、熱い。

万座「湯畑」

冬季通行止めのお知らせ
■(国)292号線
区間:天狗山ゲート(草津町)~長野県境(渋峠)
■(県)466号線
区間:バス停「奥万座」(万座温泉内)~(国)292号線交点
期間:2022年年11月11日(金)13:00~2023年4月26日(水)10:00(天候により変更の可能性あり)

※万座温泉へお越しの際は浅間白根火山ルート万座ハイウェーをご利用ください。
※スタッドレスタイヤ、チェーンなどのご用意をお願いいたします。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ