令和5年台風第2号「線状降水帯」と警戒情報


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令和5年台風第2号「線状降水帯」と警戒情報 2023.6.2

令和五年も台風シーズンか。台風第2号が被害を齎した。雨台風で湿った空気を断続的に運び、線状降水帯が発生した。今まで被害がなかったところでも土砂崩れや浸水がおきた。地震のように突発的に起きるものでなくある程度想定はできるものの、線状降水帯が発生したら何か方法はあるだろうか、避難するしかない。毎年のように起きるなぜ。やるせない気持ちでいっぱいだ。後片付けは災害ボランティアを利用してもらえるとよいのだが。全社協での災害ボランティアの情報を確認できる。私も市のボランティア連絡協議会の役員で、県の災害ボランティアの活動経験がある。6月12日(月)をもって災害ボランティアの募集は終了しました。ご協力いただきありがとうございました。

6月2日の大雨で、1府13県(千葉県、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、愛媛県、高知県、沖縄県)で被害という事は47都道府県の3割に及んでいる。6月3日現在、人的被害31名(死者1名、負傷者30名)行方不明者2名※、住宅被害178棟(全壊2棟、半壊5棟、一部破損19棟、床上浸水18棟、床下浸水134棟)。一部では、災害救助法を適用した地域がある。

5月20日に台風2号は西太平洋、ミクロネシア南部で発生した。発達しながら西進し、5月26日には中心気圧905hPa・最大風速60m/sと猛烈な強さに発達しグアム島を通過。5月30日には先島諸島に接近し強い勢力を維持。動きが遅く停滞。やがて進路を北に変更する。沖縄本島を通過中には975hpaで暴風域はなくなったものの強風域は広かった。その後、南海上を通過、梅雨前線を活発にした。前線が北にもちあがるところで「線状降水帯が発生」し豪雨を降らせた。気象庁は警報レベルの大雨と警戒を促していた。

今回は2日に変わる頃から断続的に雨が強く降り続け、やむ気配がなかった。夕方から夜間にかけて警戒レベル4が我が市でも発令された。主要国道も通行止めとなり、鉄道もJRや南海や近鉄が運転を取りやめた。避難所開設で職員も大変。市の危機管理室のメール通知、YAHOO防災アプリからのプッシュ通知。AUの災害通知(エリアメール)からの通知など頻繁に警告音が鳴動した。こんな事があっただろうか。落ち着かなかった。一部では警戒レベル5のところがあった。避難できない。こんな強い雨が降っていて避難所に行こうとしても家の事が心配になる。地面は雨水が川のように流れ排水が追いつかない。3日未明に警戒レベルは3になったが、再び雨が断続的に降ってきた。その後、1時間くらいして警報が注意報に変わる。しばらくして避難所が閉鎖。その通知が10件ほどメールで入る。雨があがってからもしばらくの間は注意が必要だ。一級河川の「紀の川」は治水対策として定期的に川底を掘削していてめったに洪水はおきない。それでも野球グラウンドのところは浸水し、堤防の手間まで水位が上昇した。高野山など山間部はがけ崩れ、道路損壊、家屋倒壊など大きな被害が出ている。また広範囲にわたり、愛知県豊橋市や静岡県浜松市、茨城県鉾田市でも家屋が倒壊し集落が浸水した。ここまで被害が出ているものの人的被害は最小で済んだのが救い。河川に近づかない。これは鉄則。

台風は年間20数個発生しているが、毎年のように豪雨被害。とんでもない時代となった。怖かったのは、警戒レベルが3に下がった直後の夜半、再び雨が強く降ってきた事。警戒レベルに惑わされることなく自分で判断し命をまもる行動をしてほしいと思う。

 

車が水に浸かると、電気系統にトラブルが出て最悪の場合、エンジンがかからなくなる。特にハイブリッドの車はバッテリーに損傷が及ぶ事もある。オートロックの場合、手動でドアを開けなければならず、水圧で開けられなくなり、そのまま車中に水が充満し、溺死する恐れがある。アンダーパスや、山間部の道などに近づかない事。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ