マウリツィオ・ポリーニ(1942.1.5-2024.3.23)大ピアニスト


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マウリツィオ・ポリーニ(1942.1.5~2024.3.23)大ピアニスト

1960年、18歳で第6回ショパン国際ピアノコンクールに審査員全員一致で優勝。

また一つ巨匠が召された。ポリーニというと唯一無二のピアニスト。ブレンデル、アルゲリッチ、アシュケナージ、内田光子など高齢でも活躍を続けているピアニストや音楽家がいる。
日本には、室井摩耶子氏(1921年4月18日~)が103歳でピアノを弾いている。私は、アシュケナージに影響を受けた。高校の時に、リサイタルを聴きに行ってベートーヴェンソナタに感動した。ポリーニは、1974年に来日して以来、度々日本を訪れている。メジャーレーベル「グラモフォン」と契約し、多くの録音を残した。リパートリーは、古典派からロマン派のショパン、ベートーヴェン、シューベルト、モーツェルト、ブラームスを中心に、しかしドビュッシーなども収録している。その堅い音色は、真似することのできない輪郭のはっきりとした音楽でファンも多い。あと、速度は、遅くなることはない。まさにポリーニの音楽で、ショパンの「24の練習曲集」ブラームスのピアノ協奏曲第2番やベートーヴェンのピアノソナタなど名盤を残している。

堅い音色は、ポリーニ特有で、ハンマーフェルトの硬化剤を使っているのでないのに、あの音色が出せるところに秘密がある。テンポ・ルバートは極端につけることはなかった。ショパンなどで他の演奏家との違いが出ている。考えさせられる事として、年少でコンクール優勝すると、多くの演奏活動を抱え、勉強する時間がなくなるという。そのため、ポリーニは、勉強する時間をとるために休止活動を選択した。表情もあまり変えずに、ピアノの音に精神を注ぎ込む印象だ。ライブで聴けないのが残念だ。

 

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ