2024.9.22「能登豪雨」秋分の日
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2024.9.22「能登豪雨」秋分の日
秋の彼岸「秋分の日」日本独自の風習 墓参にいく盆、暮れ、正月、そして春と秋の彼岸の日。特に秋の彼岸は、彼岸花(曼珠沙華)が鮮やかに色を染める頃。長らく続いた猛暑日が9月20日で終わった。秋雨前線が南下し、寒気が入り気温が下がった。熱帯夜は、少し前から23℃になった。秋の到来を知らせる彼岸花の開花。ここ2年位、開花が遅めだが、ようやく見られた。月見と祭。今年の中秋の名月は9月17日だった。天気は良好で見られたが、暑さのためか月に彩雲がかかっていた。そして、秋のお祭りが催行される。
今回の「能登豪雨」。死者7名、行方不明者6名の被害。中国大陸に西進していた台風14号が日本列島に東進し、豪雨をもたらした。元台風なので、関西でも風が強めで雨も激しかった。21日午前に発表された「大雨特別警報」。輪島市で3時間に220ミリの集中豪雨。2024年のお正月の1月1日、震度7にみまわれた「能登半島地震」に追い打ちをかけるように爪痕を残した。私達への仕打ちはあまりに理不尽。人災であれば対策をし予防する事ができるはずだ。人智を超えた災害ならば、諦めるしかないのか、そして忘れ去られていく。物質を削ぎ落とされた生身の人に、希望を灯さなければ。猛暑や豪雨を引き起こす「とがめ」と自然の美しさは紙一重なのか。
「天譴」=乱れた世の中に対する天による「とがめ」、それは何を意味するのかと。100年前、関東大震災により10万人が死に「国民精神作興に関する詔書」があった。人々は、西洋化に順応し、のびのびと生きていた。その裏には、勢いがあった。日清戦争、日露戦争があったのだが。しかし、不況インフレで、生活に苦しむ人々の不満が、列強の植民地化への道に進み、やがては中華事変から大東亜戦争へ、第二次世界大戦の原爆投下で敗戦し自らを反省することになった。アメリカにならえ、現在まで来たのだが、日本独自の「もののあはれなり」無常観がある。現代は、さらに未曾有の大災害に備えるように警戒がよびかけられている。近年、大気中に含まれる水蒸気量が多いのが懸念。高度をあげなくても上昇気流が発生し大量の雨=豪雨となるのだ。考え方を変えなくては。
それにしても、彼岸花の不思議な美しさ。
記録的短時間大雨情報が発表された矢先、大雨特別警報の可能性があるニュースがあった。1時間に80ミリ以上の猛烈な雨がたった3時間で200ミリを超え、あっという間に浸水したという。
中屋トンネル 土石流の凄まじさ。1月1日に起きた能登半島地震でトンネル内部で崩落があり、災害復旧の工事がすすめられていた。住民の生活道路で、この25日から片側1車線で開通予定だった。60名近くが作業していた。懸命な捜索活動の中、行方不明の3名が生還したが2名が死亡。大雨注意報や土砂災害警戒情報は出てなかったのか悔やまれる。地震も怖いが、水害はもっと酷い。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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