香港ビル火災 2025.11.26

香港で起きた「高層マンション火災」で波紋が広がっている。2025.11.26

1983年、富裕層が多く住む香港北部に政府の補助金が使われて建てられた。31階建て、8棟から構成され、約4600人が住んでおり、2021年の政府調査によると、居住者の約4割が65歳以上だとされている。

事故前年の7月から、大規模な補修工事が行われていた。宏福苑の全8棟のそれぞれの外周に、竹製の工事用足場が設置され、床部分にはシートが敷かれていた。さらに、その外側を防護ネットが覆っていて、足場と防護ネットのいずれもマンションの屋上まで設置されていた。竹製の足場の使用については、安全性を疑問視する声が事故以前よりあがっており、香港政府は、2025年3月以降に入札された公共の建築物を建築する際には、金属製の足場を使用するよう義務付けていた。

この火災の影響として、2025年11月28日と29日に香港で開催予定だった韓国のK-POPイベント「2025 MAMA AWARDS」は式典の内容を変更したほか、12月に千葉県で開催予定の「東京コミックコンベンション2025」で香港俳優の参加が取り止めになるなど。

他人事ではない。以前、仕事で担当していた地域に、高層アパートが何棟にもわたって集積している地域があり。しかも、高齢化。もし、火災が起きたらと心配である。そして、犠牲者が150名を超え、心を痛めています。何の罪もない人が、突然、災害に巻き込まれ、大惨事となる事は、避けなければならない。

この影響か、中国・上海で２９日に開催予定だった歌手の浜崎あゆみさんのコンサートが中止になったと主催者側が発表。理由は「不可抗力」によるものとしている。香港と上海は実に1200㎞離れているが、大国の中国では何らかの要請をしたのだと考えられる。公演中止の要請を受けたことを明らかにした。浜崎は、会えるはずだった1万4000人のファンに向けて、無観客の状態で1曲目からアンコールまで歌って会場を後にしたという。