「リラ・クラシック」2019.2.16(土)7:00 「シューベルト」 vol.47


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リラ・クラシック」第3・第5土曜 AM7:00~8:00 パーソナリティ マコルネがお届けします。

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【曲予定】シューベルト
交響曲第7番ロ短調「未完成」D759 第1楽章
アヴェ・マリア(リスト編曲)
即興曲作品142-4へ短調 D935
Ständchen「セレナーデ」歌曲集 Schwanengesang「白鳥の歌」D957より

【コラム】シューベルト(1797-1828)は「歌曲の王」だが、さまざまな分野の曲を約1000曲、作曲。3つの歌曲集「美しき水車小屋の娘」(Die Schöne Müllerin )(20曲) D795, op.25 (1823)「冬の旅」(Winterreise )(24曲) D911, op.89 (1827) 「白鳥の歌」(Schwanengesang )(14曲) D957,965A (1828)を最高峰とする、真の「ドイツリートの王」である。ベートーヴェン(1770-1827)に多大な影響を受けた。他に、モーツァルト、ハイドン、ウェーバーなどからの影響を受けた。音楽教師をしながら作曲に没頭。眼鏡は 寝ていてメロディーが浮かんだ時、すぐに書きとめられるように。交響曲は ベートーヴェンが10曲に対してシューベルトは14曲 楽譜に遺していた。ミサ曲では、ベートーヴェンは2曲だが、シューベルトは6曲つくっている。(他方、ベートーヴェンはカンタータなどの宗教合唱曲を遺している。)作曲法は、ベートーヴェン、ブラームスらの推敲を重ねるものと違い、モーツァルト、シューベルトは速筆で即興的で、書き直しが少ない。一方、断片も存在している。

「未完成交響曲」は、グラーツ音楽協会の(名誉ディプロマ)への返礼に、交響曲を献呈したのだが、それが2楽章までだった。
第3楽章 ロ短調でスケルツォを書いたが途中で終わっている・・・

シューベルトは、次の交響曲にとりかかった。それが、ハ長調交響曲「ザ・グレイト」である【完成作品】。

交響曲第7番ロ短調D759 「未完成」楽譜

シューベルト=リスト編曲 「アヴェ・マリア」 ヴァレンティーナの演奏。ファンタジーに満ちている。

 

即興曲第4番へ短調作品142-4 シューベルトは、即興曲を8曲つくっていて、前半は作品90の4曲。ピアノの発表会で聴く事が多い。
後半作品142の4曲は 調性などから ピアノソナタ1曲の楽章にあてはまると評されたが、もちろん単独でも演奏される。
シューベルトのへ短調は劇的である。音域は、ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」と同じ最低音Fから最高音Fとしている。
コーダについて、ベートーヴェンは左手最低音Fと右手Fからの下降となるが、即興曲では、狂詩曲(ラプソディ)的で右手最高音Fから一気に最低音F(左手)まで駆け降りている・・・

Franz Schubert – Impromptu, D 935 – No. 4 in F Minor, Andras Schiff, piano

 

ウィーン中央墓地にある シューベルトの墓 ベートーヴェンの隣に建てられた。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ