バッハ/無伴奏ヴァイオリンソナタホ長調BWV1006「ロンドーによるガヴォット」
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バッハ/無伴奏ヴァイオリンパルティータホ長調BWV1006
6曲ある 無伴奏ヴァイオリンのための作品。組曲となっている。
Preludio Loure Gavotte en Rondeau Menuet I Menuet II Bourree Gigue
前奏曲 ロンドーによるガヴォット ジーグは ラフマニノフのピアノ編曲がある。
私は、事あることに「ロンドーによるガヴォット」を弾いてきた。(バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2015から)
この曲には色彩感がある。
テーマが5回出てくる。第1変奏、第2変奏、第3変奏、第4変奏、それぞれに情景を持つ。
バッハは10歳の時に両親を失った。不屈の精神で切り開いてきた。それだけに哀楽を感じる。
バッハの作品の中で転調の和声の美しさが際立つ愛すべき作品。
満面の水面から、うれし涙が毀れたり少し哀しくなる。
その対称的な様相に5回のテーマが弓のように支えている。
第1変奏の終了のC#は落ち着いたトーンで。第2変奏の終了のBは柔らかく。
第3変奏の和声が素晴らしく バッハの作品中でも 際立っている。バッハの愛すべきところ。終了の音はF#
第4変奏の重音がこの響きを効果的にしている。最後の音は G#。
5回目のテーマは 自然にかえったような気持ちで。この曲の最後のユニゾンは 意味のあるフレーズ。
長調とも短調ともとれる不思議な響きの余韻を持って。
この曲とは縁が。合唱指揮の先生が クリスマス会に余興で演奏してくれた。
先生は、合唱指揮の代表的な存在である。町田混声合唱団 2019年は7月に40周年の年。第25回定期演奏会がある。
1993年10月の事。サントリーホールのイツァーク・パールマンの演奏会に行く。
世界一流で楽しく演奏しているパールマンが見たかった。
彼は、小児マヒのため義足をつけている。自分の両手で杖をついて舞台まで歩いてくる。そして、ピアニストにヴァイオリンを渡してもらい
演奏をはじめる。その空気、静まり返り聴衆の集中した雰囲気は堪らない。凄い方。
どうやって踏ん張っているのか、そこにパールマンのヴァイオリンの叡智が結集されている。
とてもさわやかでのびやかな音。演奏が終了すると曲毎に割れんばかりの拍手。サントリーホール2000人が酔った。
パールマンのバッハを聴く。
ラフマニノフ編曲 ロンドーによるガヴォット
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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