The First Noel meditation


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The First Noel meditation オルガン・メディテーション

「オルガンの癒し」は、関口教会で体験できた。他には、聖ルカ礼拝堂もよい。
小澤征爾氏は、本当にどうにもならない事が起きたとき、音楽は人間の役に立つと。

関口教会は、オルガン・メディテーションを開催している。聖堂のマショーニ・オルガンをみれば、オルガンが鳴っていなくても何らかの癒しがあたえられていると思える。日中、教会を開放され、心のよりどころとしている。

ところで、イギリスのキャロルがあり、13世紀頃にあったという。教会に限った事でなく民衆が歌ってきた祈り。1834年、これらをウィリアムサンズが出版した。ここには、The first noel という音楽があり「まきびとひつじを」と訳されている。

クリスマスで歌われ 聖歌127番でかつ賛美歌103番である。ミサ・礼拝にも登場し、典礼歌のひとつ。

私は、このカロルは 祈りであり喜びで クリスマスのみでなく 他の場面でも歌われてもいいと考えている。
また、この曲の変奏曲が気にいった。アコーディオンでこの響きを伝えたい。

日本では、中田羽後や津川主一によって、訳詞があてられているが、時代的に古語(文語体)である。

背景として「羊飼いへの告知」マタイ書 のストーリーがある。
Abraham Hondius (1625–1691)の絵画

The first Noel the angels did say
Was to certain poor shepherds in fields as they lay;
In fields where they lay, keeping their sheep,
On a cold winter’s night that was so deep:

最初の聖夜に 天使が告げた
野原で休む貧しい羊飼い達に
羊を飼っている野原で
とても寒い冬の夜更けに

Noel, Noel, Noel, Noel,
Born is the King of Israel.

聖夜 イスラエルの王が降誕せり

They looked up and saw a star,
Shining in the east, beyond them far:
And to the earth it gave great light,
And so it continued both day and night:

羊飼い達は 空を見上げて星を見た
東に輝く 遠くの星を
それは地上に 強い光を放ち
昼も夜も 輝き続けた

And by the light of that same star,
Three Wise Men came from country far;
To seek for a King was their intent,
And to follow the star wherever it went:

そして同じ星の光で
三人の賢者が遠い国からやって来た
彼らは王に会いに来た
その星が導く場所へ

This star drew nigh to the north-west;
O’er Bethlehem it took its rest;
And there it did both stop and stay
Right over the place where Jesus lay:

その星は北西へ近づき
ベツレヘムの上で止まり
そこで留まった
イエスが生まれたその真上で

Then entered in those Wise Men three,
Fell reverently upon their knee,
And offered there in his presence,
Their gold and myrrh and frankincense:

三人の賢者がやって来て
つつしんで ひざまずいた
イエスの前で献上したのは
黄金と没薬と乳香

Then let us all with one accord
Sing praises to our heavenly Lord
That hath made heaven and earth of nought,
And with his blood mankind hath bought:

さあ皆でそろって
我らが天なる主を讃えよう
主は無から天と地を創造され
その血をもって人間を造られた

 

聖歌127番「ノエルをばはじめて」 訳 中田羽後(なかだ うご) 1896.9.9 – 1974.7.14

ノエルをばはじめに 歌いしはたれぞ
野にある貧しき 羊飼いなりき

※ノエルノエル ノエルノエル
主はあもりませり※

彼らは仰ぎぬ 東の空より
夜ごとに近づく ひとつの赤星

博士ら星をば みとめて思いぬ
世界の君こそ 生まれしならめと

奇しきはこの星 東の博士を
主イエスのうぶやに 導きいたれり

 

讃美歌103番「まきびとひつじを」 訳 津川主一(つがわ しゅいち)1896.11.16 – 1971.5.3

まきびとひつじを 守れるそのよい
たえなるみ歌は 天(あめ)よりひびきぬ
喜びたたえよ 主イエスは生まれぬ

仰げばみ空に きらめく明星(あかぼし)
よるひるさやかに 輝きわたれり
喜びたたえよ 主イエスは生まれぬ

その星しるべに みたりの博士ら
メシヤを尋ねて はるばる旅しぬ
喜びたたえよ 主イエスは生まれぬ

くすしき光の 導くまにまに
博士はまぶねの 主イエスにまみえぬ
喜びたたえよ 主イエスは生まれぬ

 

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ