ボランティア全国フォーラム2025


ボランティア全国フォーラム2025
わが国のボランティア・市民活動は、数多の大規模自然災害や、コロナ禍、世界規模の社会・経済状況の変動等に影響を受けつつ、対等であるべき行政との関係や、活動者自身のボランティアに対する考え方が変化してきています。「広がれボランティアの輪」連絡会議は4月、ボランティア・市民活動が直面する課題について提言「ボランティアの今日的意義について、私たちは社会・市民に強く訴えます」を発表し、ともに考えようと社会に呼びかけました。本年度の全国フォーラムは、ボランティアを取り巻く現代社会の様相を踏まえ、私たちはどのような社会をめざして活動していくか改めて考え、ディスカッションする機会とします。
テーマ: ボランティアの課題とこれから 〜「広がれ」の提言を通して考える〜
趣旨: 現代のボランティア・市民活動は、その目的・内容・担い手・組織運営などさまざまな形で展開されています。行政との関係や地域とのつながり、メンバーシップなども多様です。それぞれの立場から「提言」を読み解き、立場や考え方の違いを共有しつつ、ボランティアを取り巻く課題を明確化し、これからの活動の方向性について考え対話する機会とします。
登壇者:
上野谷加代子さん(「広がれボランティアの輪」連絡会議会長/同志社大学名誉教授)
原田正樹さん(「広がれボランティアの輪」連絡会議副会長/日本福祉大学学長)
小山泰明さん(立川市社会福祉協議会 地域活動推進課 地域づくり係長)
神元幸津江さん(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク 事業部リーダー)
根岸督和さん(あなたのいばしょ 理事長)
柚口千佳さん(浦和トイライブラリーおもちゃ箱 代表)
長福洋子さん(エフ・エー 理事・コーディネーター)
進行(聞き手): 田尻佳史さん(「広がれボランティアの輪」連絡会議常任幹事/日本NPOセンター常務理事)
ボランティアの活動は、本来限定されるものでなく、自主的に行い、楽しみを享受できるはずである。したがって、自治体などが行うボランティアは、仕事を無償や有償(交通費のみ)でお願いしている事で当然、限界がある。また、ボランティア側にも運営という課題があり、
有償ボランティアはありがたいが、混同される事態となっている。特に、令和6年能登半島地震以降、ボランティアの在り方が問われることになった。これは、初動体制に問題があったともされるが、災害ボランティアという特別な環境で行うもの。また、昨今の毎年のように起きる災害にすべてボランティアで賄えるはずもなく、事情が変わっているのも。そのような課題を提起し、一緒に考えていこう。何らかのヒントが共有できるはずである。大変、意義のある会議だった。
プロフィール

- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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