「鳥になって」
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中島みゆきさんが 先日某番組に出演 相変わらず独特の高い声で健在。DJ用の声と歌の声はまるで違う。高い声のはり 低い声の底深さ ・・・ 情感がこもっている。
あの「世情」という曲。 みゆきさんだから歌える 他の人が決してみゆきさんの「世界」に入ることのできない海峡がある。 「世情」 ・・・ あるバージョンでは、曲中 フランクの「コラール 前奏曲とフーガ」が挿入され イメージが膨らんだ。若者が世の中に対峙し闘っている。三年B組金八先生のシーン。
「我々は 人間を作っているんです」「くさった大人になるな」がメッセージ。
「寒水魚」 80年代 一番 売れたアルバム。今でもあの当時が蘇る。1曲 1曲に ストーリーがあり つながっている。今のように曲の長さは3-4分でなく 7分近い曲もアルバムに収められている。
悪女 傾斜 鳥になって 捨てるほどの愛でいいから
BGM 家出 砂の船 時刻表 歌姫
「悪女」は 開き直り ロックスタイルのアレンジになっている。
「捨てるほどの愛でいいから」 最後はだみ声に 「BGM」 底のある低い優しい声
「家出」 あなたを生んだ人と喧嘩したかった・・・ 詩に特徴
「砂の船」 8分の6拍子の揺れる拍子に 影のある声 オーボエやマリンバが印象的
「時刻表」 人気の曲 さだ風とは違うが みゆきさん風の人間観察が。「人の流れの中でそっと時刻表をみあげる」・・・ 駅で時刻表をみて 帰る家 会う人のこと 仕事のこと いろいろ・・・
「歌姫」 7分の長い曲 エンディングにふさわしい 詩の世界をじっくり 「男はいつも嘘が好きだね」「女は明日よりも嘘が好きだね」「握りこぶしの中にあるように見せた夢を もう2年 もう10年 忘れすてるまで」・・・
「鳥になって」 アレンジがストリングスで 上品に仕上がっている。
前の曲 「傾斜」では 「秋から冬へと人づたい 上りの傾斜は険しくなるばかり」
年をとることに 忘れるのは まあいいではないか・・・
秋から冬・・・「鳥になって」 私はここを去りたい できるなら鳥になって
自分の今 あるところから 進みだしていくのに 何処にいくのか 自分でもわからない
旅は続いている うまくいかなかったけど あの人を忘れられれば。思い出せなくなりたい・・・鳥になって
(詩は一部を引用しています)
鳥になって
愛した人の数だけ 愛される人はいない
落ち葉の積もる窓辺はいつも
同じ場所と限るもの
あなたがとうに昔を忘れたと思っていた
窓にうつった 私の影は
とても だれかに似ていた
眠り薬をください 私にも
子供の国へ 帰れるくらい
あなたのことも 私のことも
思い出せなくなりたい
世情
世の中はいつも 変わっているから
頑固者だけが 悲しい思いをする
変わらないものを 何かにたとえて
その度崩れちゃ そいつのせいにする
※シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため※
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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