アヴェヴェルムコルプス モーツァルト


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モーツァルトといえば 愛らしく 軽快で 天真爛漫。予約演奏会は 人気をきわめていた。

転機が訪れる。
ピアノソナタイ短調K310  交響曲第25番ト短調・・・めったにない短調の作品。
しかし この短調の作品でも すぐ長調にきりかわるのが モーツァルトの音楽。

予約演奏会に 人が集まらなくなった・・・
モーツァルトの生活は 苦しくなり 無心をしたことも 手紙から 記されている。

人間的にも 芸術的にも円熟を帯びてくる35歳の頃。モーツァルトのは何を思ったのか。

2台のピアノのためのソナタは 素晴らしい作品だ。
他方 アダージョ ロ短調 ロンド イ短調などの 深い作品
歌劇「魔笛」の大作「皇帝ティートの慈悲」もある。
レクイエムニ短調K626(未完)この作品で モーツァルトは憔悴・・・

ところで 声楽作品 「アヴェヴェルムコルプス」ニ長調K618 。
モーツァルトの天賦の才能が あらわされた 一葉 46小節の作品。
時間を超越する崇高な作品。

Ave verum corpus natum de Maria virgine, めでたし、処女マリアより生まれ給いしまことの御身体、
Vere passum immolatum in cruce pro homine. げに人のために苦しみを受け、十字架上に犠牲となられ、
Cujus latus perforatum un da fluxit et sanguine, 御脇腹は刺し貫かれ、水と血とを流し給えり。
Esto nobis praegustatum in mortis examine. 願わくは死の試練に当りて、我らのために先んじて天国の幸いを味わしめ給え。

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ