日本最古「飛鳥大仏」1400年の礎
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飛鳥寺 国内最古の仏像「飛鳥大仏」と聖徳太子立像
飛鳥時代(592-710)のはじまり。厳密には(593-694)(694-710 藤原京 日本ではじめての本格的な条坊制をしいた都城)と分けることができる。
推古元年(592)造営開始され 推古4年(596)完成する。本尊(釈迦如来座像)は、国内最古の仏像とされる。国宝でなく重要文化財であるが、火災により一部失われ修復された。頭部と右手指の一部が創建当時のままである。推古17年(609)に鞍作鳥(止利仏師)によってつくられ高さは3mの大仏。2008年は「大仏開眼1400年」の年であった。大仏とは、よく知られているのが東大寺の大仏(毘盧遮那仏)(745-752完成)だが 100年以上前に建造されていたのである。本堂は火災に遭い、江戸時代に再建されたもの。
配置は 飛鳥大仏(釈迦如来座像)右手に 阿弥陀如来座像 左手に 聖徳太子立像 壮観である。聖徳太子は お札で見るイメージだったが 聖徳太子の若き姿をしのぶ事ができた。それは 賢者そのものの出で立ちであった。右の壁には 胎蔵界曼荼羅図がある。
飛鳥大仏のお顔は 見る角度により変わる。間近で見られるのだ。人間に近い親しみを覚える。
国の表記が「倭」から「日本」に変わる時代である。かけがえのない美術。それを目の当たりにして 何も感じずにはいられない。東大寺とて 222代の別当がいるのである。お水とりは 752年以来 1260年続いている。引き継がれなければそこで衰退する。まさに奇蹟である。悠久の歴史を見るとき、心を鎮めてくれる事に感謝。
他に 大黒天 勢至菩薩 不動明王なども鎮座している。また 発掘された古墳が多く存在する。
飛鳥寺の西門からのみちが長閑でよく まほろばの道である・・・
本堂拝観は 拝観料を納めて中に入る。入ってまず 右手の壁に 胎蔵界曼荼羅図がある。配置は 中央に 釈迦如来座像 右手に 阿弥陀如来像 左手に 聖徳太子像
昔から変わらないであろう。飛鳥のみち 飛鳥寺の西門にて
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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