「プロメテウス」創造主


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「プロメテウス」は信じられている。ヨーロッパの文化であり歴史である。宇宙の創造主が植物を動物をつくり最後にヒトをつくった。しかし人間は罪深く信仰せず、愛と憎しみに堕落した行動をとった。そしてこの世の中は、カオス(混沌)としている。神は救いを求める人に対し、手を差し伸べる。信仰が病をなおし、命を生む。・・・ヨーロッパなどキリスト教の国では、創造神話が教義で生活も信仰によって神事に携わっている。

ルカ・ジョルダーノ( 1634 – 1705)の「縛られたプロメテウス」。おぞましいというか、泥々とした一端がみえる。一体、彼はどんな罪をおかしたのか、いや、そもそもプロメテウスとは何者なのか。タイタンの子だとか。ヘシオドスの『神統記』によると、ゼウス以前の巨人神族である彼は人間に好意的だった。泥土から人間(男性)を造ったという。それを不満に思ったゼウスは人間を困らせるために火を隠す。そこでプロメテウスは神々の世界から火を盗み出し人間に与えた。

日本の教育では「ダーウィンの進化論」が教科書で発出し影響を与えているが、深い議論はないのだろうか。しかし、神秘である。ヒトと猿は決定的な違いがあるし、チンパンジーはヒトとも違う。類人猿はヒトとなり得るのか。ただ、人類が火を使うことで進化を手にしたというのは、共通認識のようだが。寒さをしのぎ、道具を生み、戦争をはじめたからだ。単に、DNAが違う、ミトコンドリアが違うだけでは、進化と言えるのだろうか。特に言語を話す事についての証明はされるのだろうか。優性遺伝の突然変異による生き残りは可能性があると思うけれども。やはり創造主がいるのだろう・・・

日本神話にも、よく似た記述がある。【古事記】から
国つくり、国生み話の中に一番最後に生まれたのが「火の神」カグヅチでこれがとんでもない。カグヅチが生まれる時、イザナミを死なせてしまい、イザナミは黄泉の国へ入ってしまう。イザナギは、イザナミを恋しく思い、黄泉の国への入り口へ火を灯しすすんだ。イザナミとの約束「決して私を見ないでください」を破った事を知ったイザナミが怒り悪霊を従えてイザナギを襲う。しかし、その場にある桃を投げると悪霊たちは逃げた。イザナミだけは襲ってくる。そこで、大岩を黄泉との国境に運んできて塞いでしまった。この事により往ききができなくなった。イザナミは「一日1000人以上が死ぬでしょう」と言うしイザナギは「それなら一日1500人以上増やしてみせるよ」というのが、現代の世の中であるという。

ルカ・ジョルダーノ 縛られたプロメテウス

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ