名峰「乗鞍岳」3026m 2025.7.21


名峰「乗鞍岳」3026m 2025.7.21
日本の火山としては富士山、御嶽山に次いで3番目に高い山。23の峰を持つ。山頂部は広く南北6km。以前は、ご来光ツアーがあり、何度か利用した。朝3時30分出発し、富士見岳から拝むご来光は神秘的。雲海に大きな太陽。それは宇宙の景観。
マイカー規制があり、岐阜県側から「ほおの木平」バスターミナルに駐車し登山バス。45分ほど。料金は往復3400円。畳平バスターミナルに到着、日本一標高の高いバス駅、2702m、午前8時40分、気温15℃。雨天の場合は、便数を減らすか、運航中止となる。クマが出たと自然センターから報告があり、気になっていたが。標高2700mの畳平では、食物がハイマツしかない。クマは寒さに強いかもしれないが、餌が少ない。生きられないと思う。ただ、登山バスの「ほおのき平」から遭遇する可能性はある。私からすればクマが出ないだろう場所で、熊鈴を鳴らすのに抵抗がある。
この時期に登るには理由があって。7月上旬から高山の「春」。高山植物が花を咲かせる。見事な自然。チングルマの群落。信州の一部と北海道のみ植生する花木。標高2900mの水もないところの岩に張り付いているコマクサは力強い。岩から出る水分を吸い取って生きている。
久しぶり。このところ7月は白馬大池などだったから。17000歩でまあまあ歩いた。気軽に登れるといわれるが、難しさ。それは強風。風速20mは、行く手を阻む。吹き飛ばされそう。霰が一瞬降ったか。夏なのに、気温は8℃以下。途中からレインコートを装備。手が冷えてきた。グローブがないと体温が奪われてしまう。山頂部は白くほとんど何も見えないと言うが、登頂して10分くらいすると、晴れてきた。山頂からは、御嶽山、槍ヶ岳、立山はもちろん、北アルプス、八ヶ岳、南アルプスの展望が望める。そして、日本で2番目の高所にある大日岳の下、権現池(2833m)は素晴らしい。
すぐ登れる魔王岳へは列をつくっていた。お花畑には、チングルマ、イワカガミなどの高山植物が咲きほこる。ライチョウ広場から登山道に合流、ピークにたどり着くと強風がすごい。富士見岳との分岐だが、又にしよう。コロナ観測所を横目に、肩の小屋へ。斜面沿いの道は強風とガスで見えない。肩の小屋でトイレ休憩。ここから頂上小屋までは、気を緩めないでいこう。ザレた道を登っていく。下りは滑らないように。私はなるべくストックを使わない主義。使うなら下りの時に一本。ヒザをあげて登らない。
コースタイム:7時55分 ほおの木平バスターミナル 登山バス 畳平バスターミナル 8時40分
畳平 8時45分 開始 9時30分 肩の小屋 9時38分 頂上小屋 10時28分 山頂 10時38分 下山 10時49分 肩の小屋 11時50分 鶴ヶ池経由 畳平 12時34分
ほおの木平バスターミナル(標高1235m)気温15℃。
マイカー規制で、ここから登山バスに乗り換えで45分。畳平に。雨の日は、縮小ダイヤやまた、運行中止になる。
畳平 標高2700mに広がる台地。
まずは、お花畑とライチョウ広場。
不消ヶ池
強風20mで山頂は視界不良。
高山植物の女王「コマクサ」の群落が励ましてくれる。岩の水分を吸って生きている。
肩の小屋 ここでトイレ休憩 あとは山頂までは気を緩めずに。
頂上小屋 視界不良 ここであったかいココアを飲んで暖をとった。あと10分足らずで頂上へ。
頂上に着いた。朝日権現社
頂上でしばらくすると晴れた。
頂上の標柱 標高3026m
乗鞍本宮【奥宮】
下界の様子 頂上小屋 コロナ観測所がみえる。
日本で御嶽山の二ノ池に次いで2番目に高い「権現池」
右上に槍ヶ岳が。
この辺りからは岩山。厳しい自然。
鞍部 行きは強風が吹き荒れるのでここを早く超えて頂上へ行きたい。帰りは、風がなくゆっくり歩きたい。頂上をふりかえりながら。
肩の小屋 コロナ観測所がみえる。
ハイマツの実。ライチョウが好んでいる。
コマクサがこんなに沢山、自生しているのが驚き。
不消ヶ池(きえずがいけ)夏でも雪渓が残る。
鶴ヶ池
プロフィール

- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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