山口サビエル記念聖堂と鐘『カリヨン』
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山口サビエル記念聖堂と鐘『カリヨン』
日本の歴史上の大きな出来事 それは 仏教が中国から伝来 律令や 寺院制度 遣隋使 遣唐使 日明貿易など アジアとの交易が中心だった。
ふたつめは フランシスコ・ザビエルのキリスト教伝来 鉄砲 カステラ 織田信長はキリスト教を重んじた。
しかし、江戸時代はキリスト教を禁止し鎖国政策で平戸のみ交易が行われていた。
江戸時代末期は、開国することになった。ピアノやオルガンが海外から運ばれたりして 西洋化を受け入れる。
明治時代は西洋にならって文部省唱歌がつくられた。そして、終戦後の西洋化である。
ザビエルが種子島に漂着したのが1549年。ザビエルの宣教活動は多くの国に影響を与え、その国は17か国におよぶ。
3たび山口市を訪れ、1552年大内義長はキリスト教布教を認め、日本で初めての教会が大道寺に。その跡地に1992年、伝来400年を記念し山口サビエル記念聖堂がつくられた。ここには、サビエル記念碑が設置。鐘やモニュメントがたつ。市内でも小高い丘にある亀山公園は山口市を俯瞰する絶景。大内義長がキリスト教会建立を許可した裁許状の碑がある。
圧倒的な2本の尖塔は目をひき、市民のシンボリック。1991年(平成3年)9月5日に火災で教会・オルガンは消失した。再建時に、市民からの基金への賛同があった。1998年(平成10年)4月29日再建。これは、信者のためだけでなく市民のものである。
トライアングルをモチーフでテント型に個性的なデザイン。外観が素晴らしいので、ぜひ内観、オルガンの音も聴いてみたい。オルガンは3台目だそう。
1台目はスペイン製で現在、防府カトリック教会に。2台目は1991年に聖堂火災の際に焼失。現在は、3台目。ドイツ・ベッケラート社製、パイプは1933本、ストップは29。
朝9時30分からのミサに参加した。説教やオルガン、コラールが聖堂に響いた。包まれている感じで ステンドグラスが素敵。
ミサの前に奏でるオルガン。群衆にメロトロンのオルガンの音色。多くの人のなかに溶け込むオルガン。記憶を巡り、少々涙ぐみ感動していた。
今日、私はここにいる一期一会。導かれるままに西へ向かっている。
このあと、ドイツから来日された「ミヒャエル・マウル氏(ライプツィヒ・バッハ・アルヒーフ)のバッハ講演会&ミニコンサート」へ行き、ミサ曲を演奏する。
そしてまた私は、西へ向かうのだろう。
カリヨン「鐘」が15分毎に鳴り響いている・・・
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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