「奥日光」中禅寺湖と男体山 ~半月山(1753m)から~


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奥日光 中禅寺湖と男体山 ~半月山(1753m)から~

日光山を開いた勝道上人が発見した湖。中禅寺湖は、男体山の噴火によってせき止められた湖。周囲25㎞。標高1269m。10キロ平方メートル以上の広さのある湖沼では、最も標高の高い位置にある。北西には戦場ヶ原が広がる。最近は、7000年前に噴火したので「活火山」と変更された。

二荒山神社の御神体である霊峰「男体山」は、782年(天応2年)に勝道上人が登頂に成功した。勝道上人の日光について空海が記している。日光三山 男体山(2486m)女峰山(2483m)太郎山(2,368m)の一つ。日光連山(男体山、女峰山、太郎山、大真名子山、小真名子山、赤薙山、帝釈山、太郎山、根名草山)を構成する。

男体山に登拝するには、二荒山神社中宮祠から 山開きのある時期 5月5日~10月25日に可能である。距離 往復7.6㎞ 登り3時間30分、下り2時間30分。
コース【参考】 男体山登山口(1280m)⇒ 四合目(1667m)⇒ 八合目 ⇒ 山頂(2486m)
標高差は1200m、鎖場はないにしても初心者がいきなりこのタイムで登れるとは思えない。厳しい山行になる事はわかるはず。修養には、最適である。

今回は、男体山に登るのでなく「半月山」に登り、そこから男体山と中禅寺湖を俯瞰する。
コース 中禅寺湖展望台 または 半月山バス停(50分)⇒ 半月山展望台 ⇒ 半月山

半月山(1753m)山頂の形が半月のようなので そう呼ばれている。朝の男体山(下野富士)雄大な景観。夕方の湖への日差しも綺麗。
半月山登山口へは、ゲートがあり7時~17時限定。途中、サルと遭う。金網をいとも簡単によじ登り、こちらを余裕の表情で見る「日光のサル」
登山口から笹藪の急な坂を登る。半ばすぎくらいの登山道にシカの♀が現れお尻を向けられた。縄張りに入られたのを警戒したのか、食べ物を探しているのか、こちらに興味があるのか。整ったフェイスの♀。近づこうとしたが逃げない。跳ぶ格好をして威嚇される。こちらに向かってくることはないだろうが関所みたいで通れない。20分程、にらめっこ。やがて、こちらの念力が通じたのか上の方へ跳んでいった。やれやれと言ったところ展望台に着いた。誰もいない。写真を撮っていると、驚くことに、カサカサ音が。さきほどのシカが首だけ出してつぶらな目でこちらを見られた。びっくり「もーっ」驚かさないで。

間違いなく、彼女は山の番人だ。私からするとシカは動物でなく「神の使い」なので恐れ入る。
少し曇ったが、絶景がみられた。30分くらいすると、少しずつ登山者が現れた。展望台は狭いので、変わりばんこし撮影など協力しましょう。

 

展望台へ

 

 

展望台の下からシカが首を出してこちらを見られていた。

八丁出島 左手奥が戦場ヶ原 右手が 華厳の滝 いろは坂 日光市街方面。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ