三段紅葉「白馬」唐松岳、丸山、八方池
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三段紅葉「白馬」唐松岳、丸山、八方池
前日、夕方から雪に変わり、初冠雪。天気予報では、特に雪の予報はなかったがそれは平地の話でなく、志賀高原、穂高、そして白馬連峰の事。
秋雨前線が、雪を降らせた。通常では低気圧が太平洋沿岸を発達しながら通過、寒気を引き込み風のぶつかるところで発生した雲が気温の低下で降雪する。
で、この時期以降に登る人は、軽アイゼンを持って行った方がよい。
3000m級の高山では、10月上旬に吹雪いたり降雪はあっても積雪になるかだったが、今回は積雪4㎝だったよう。冬が到来した。実際、白馬でも気温が7度に。はく息が白い。
全国的にも、11月下旬から12月上旬の気温になったところもあり、冬の寒さに驚いたのでは。
前日夕方、栂池へ入ったが底冷えがした。足元が冷える。それもそのはず。栂池の上が雪雲に覆われ初冠雪したのだから。夕焼けの白馬連峰白馬連峰がピンク色に染まる。芸術だ。
「道の駅」で待機し仮眠をとった。夜中3時に目覚めた。それが寒さだったのかも。黒菱ラインに乗るため林道をゆく。夜はちょっと怖い。道幅狭くシカが出そうな道。昼でも対向が大変。帰り、マイクロバスが側溝にタイヤが脱輪し、JAFを呼んでいるとの事だった。慎重な運転をしてほしい。実際、ツアーバスがここを通っている。大型同士の対向は待避所でないとキビシイ。段差に気をつけて。
黒菱ラインを使わない登山ルートが一般的。下の「八方駅」から八方ゴンドラリフト「アダム」とアルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3つで標高差1060mを40分で登り、高度を稼ぐことができる。リフトは、時期により稼働時間が異なる。秋時期「黒菱ライン」は、8時15分から16時40分まで。しかも今シーズン最終日だった。唐松岳への日帰り登山は微妙な状況。山荘に宿泊した方がよさそうだ。というのも、理論上は登り下りで7時間30分。日帰りで行けるような気がするが、それがそうでもない。まず、受付に並んできっぷを購入する。もちろん、開店してから。人気のコースなので、待ち時間が発生する。今回は、コロナ対策の同意書に記入する時間が別に必要。cocoaアプリをインストールしておくと短縮できたかも。窓口に並んだのが、8時5分(10分前)100人ほどが列をつくって待ち、リフトに乗ったのが8時38分だから20分ショートしている。リフト2本で20分くらいかかる。降り場「八方池山荘」に9時00分に到着。帰りは、16時40分に間に合うように。土日は人が多く、登山道が混むから。唐松岳に登る人は、今の時期だと八方池でゆっくりしていられないと思う。
強者はこう考える。ならば、リフトの稼働時間前に登山開始し黒菱から2本のリフト区間を自分の足で高度150m稼ぐ(1時間はかかる)。夜中、ヘッドランプつけて登る人や朝早く登る人がいる。リフト道は荒れた道ではないが急坂で体力の消耗を覚悟して。こうすることにより、唐松岳「日帰り」が可能にできる。帰りは、リフトで降りた方が。急坂は膝への負担が大きい。
【コース】八方池山荘(1830m)⇔ 唐松岳(2696m) 標準タイム 登り 240分 下り 210分
今回は、八方池山荘 ⇔ 丸山(2430m) 登り 200分 下り 130分
【登り】黒菱平(1680m)8時40分 リフト2本 八方池(1830m)9時00分
八方池山荘(1830m)9時00分 石神井ケルン(1974m)→ 八方ケルン(2035m)→ 八方池(2060m)10時10分 撮影など → 第3ケルン(2090m)→ 扇雪渓(2361m)11時40分 → 丸山(2430m)12時20分
【下り】丸山(2430m)12時50分 → 扇雪渓 13時7分 → 八方ケルン 14時7分 →石神井ケルン 14時21分 → 八方池山荘 15時00分 (※八方池に寄らず)
八方池山荘 → リフト2本 黒菱平 15時20分
まず、前日の栂池の上、白馬連峰の夕焼け
白馬からの朝焼け 雲海の上にうっとり 歓声があがった。老いも若きもカメラ、カメラ。
これが「三段紅葉」
八方池 思ったよりこじんまりとした小さい池。それが、鏡池で白馬連峰をうつしだす。
白馬を護る神、飯森神社奥社。
積雪は、4㎝ほどだったが、早朝、木道の一部は凍結していた。軽アイゼンをすすめる理由がここにある。昼に雪は一部とけていた。
扇雪渓(おうぎせっけい)もうひと頑張り。見上げると高度差があるが、意外とすんなり上まで行ける。その先が、大変だった。
丸山へ到達。今回のミッション完了。しかし、あと1時間早ければ、唐松岳登りたかったな。夏時間ならリフトが6時15分スタートだから可能。
頂上までは、ここから標高差260mある。ここまで600m登ってきた。
今回のメイン、不帰の嶮(かえらずのけん)Ⅱ峰(北峰、南峰)を見たかった。日本三大キレットの一つ。猫耳のよう。右側の切れ落ちは「天狗の大下り」
白馬五竜方面 やはり冠雪した白馬連峰がいい。
唐松岳方面 またにしよう。雷鳥にも逢えるかな。ハイマツとナナカマドがたくさん生えているので、きっと森の中にいる。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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