「宇奈月湖」黒部峡谷
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宇奈月湖 黒部峡谷
富山鉄道の宇奈月温泉駅を経て、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅からトロッコ列車で欅平まで。「最後の秘境」と称えられ、11月のシーズンは観光で賑わう。
宇奈月駅を行き来するトロッコ列車、宇奈月湖のエメラルドグリーンの湖面、快晴の青空、山紅葉と、冠雪した後立山連峰の絶妙な景色。
黒部ダムは日本を代表するダムの一つ。10の発電所がつくられた。そのひとつが宇奈月湖の発電所。黒部峡谷は日本三大峡谷の一つ。その渓谷美は、国の特別天然記念物(天然保護区域)特別名勝指定、立山黒部ジオサイト。数百万年前からのユーラシア大陸プレートと北米大陸プレートがこの付近で衝突し隆起を続け、割れ目に雨雪が侵食し、標高3000mの立山連峰と後立山連峰、比高1500mの黒部峡谷をつくったとされる。
その黒部峡谷は黒部川が流れるが急流で有史以来、度々大規模な水害をもたらしてきた。高度成長時代の関西地方の電力を賄うために構想され、1953年着工、1961年完成。当時、破格の予算を計上、多くの労働者が従事し厳しい工事作業のため殉職者が200名近く出た。その後も、大水害が1969年起き、治水対策が急務とされた。宇奈月ダムが1979年着工される。黒部峡谷鉄道の線路が高地に付替えされ、ようやく2001年に大工事が完成した。
2020年7月、熊本県での球磨川流域の氾濫は6000棟以上の浸水、犠牲者が65名と大惨事になった。知事は住民の命を守るため方針を転換し治水対策のダム建設を国に答申した。
川の氾濫は、複雑で様々な要因が絡む。治水対策は、堤防の強化、川幅の拡張や掘削、放水量の調整、ダムの建設などがあるが最終的には、雨量に耐えうるかの予測は難しい。最近は、合流する支流の小河川の逆流が要因の一つとされ、適切な対応が取れる事が重要である。
ダム情報資料館と「湖面橋」、エメラルドグリーンの宇奈月湖。
上流の「尾の沼公園」。うなづき湖と山紅葉。
「とちの湯」から、宇奈月湖と黒部峡谷の山紅葉、後立山連峰の冠雪と洞門を通過するトロッコ列車とのコラボレーション。
自然の恵みに感謝。刻々と変わる湖面の色。立山の雪解け水が渓谷美をつくりだした。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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