司馬遼太郎の奇蹟


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「司馬遼太郎記念館」が 東大阪にある。『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』『街道をゆく』

私の 司馬さんの作品との出会いは 実は 本屋での出来事から始まったのだった。
「手彫り日本史」 面白い本である。対談の内容をまとめた 気楽な随筆。司馬遷 から来る 中国の 厳格なイメージとは違う。日本史の見方等 参考にさせていただいた。

私は 今でこそ 本を 買うことが少なくなったが それまでは 月に2冊新書 以外関連本 5冊以上と ブック○○ をよく利用していた事もあった。また、古書のまち 古書街とコーヒーは相性がよく 本を読む時間をつくりだしていた。

本との出会いは 本屋で偶然見つけるところから入る。小さい時は 昔話 童話 海外の作品に惹かれた。
フランダースの犬 アンネの日記 星の王子さま ・・・
学生の頃は 伝統文学 蜘蛛の糸 走れメロス
アニメ原作 「幻魔大戦」 藤井青銅の「超能力は ワインの香り」

社会人になってからは エッセイ・随筆 思想にひかれ 江國香織 小池真理子のサスペンス 気が向けば宮本輝(長編は苦手) ・・・また 一方で 人間関係において書かれている本 加藤諦三 語彙力を高める本 を読んだ。一方、バランスが大切で、ビートたけしのエッセイ等 くだけた内容の本もある。
自分を表現するに 納得させられる言葉を見つけられなければ 感情が爆発し抑えられなくなる。理性を失い 自分を見失うだろうと思っていたから。「人生は 言葉の使い方と 誰に出会うか」・・・

少なくとも 2000~3000冊の文庫本はあると思う。部屋は 本棚に本が山と積み上げられている。新書版を売り 文庫本を買いなおしたりもしている。

それにしても 司馬遼太郎記念館は 気持ちがよい。
係員の方と あいさつを交わし その空間に入る。庭からして 司馬ワールドなのだ。
エントランスを入ると 本を愉しむ 作品をみる そういう雰囲気が満たされ 時間を忘れてしまう。
それもそのはず カフェで本を読むこともできるから。また、いきなり 「大書架」が目に飛び込んでくる。
本の好きな人には たまらないだろう。2万冊の本 これ以外にも倍以上の本があるという。作家というのは これほどまでに本を読むのか。圧倒された。

さて、その記念館、工夫がされている。30分に一度の ホールにてスライドショーが上映され
タイムスリップしたよう。司馬さんが 今なお 生きているかのように メッセージを伝えてくる。
私たち 日本人は やはり 自分が何者なのか 帰属することを意識しないと 勿体無い気がする。

そして この14日から 梅田阪神店で 「没後20年 司馬遼太郎展」が 行われる。遺作は 街道をゆく 43 https://www.hanshin-dept.jp/hshonten/special/shiba/index.html/

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ