「リラ・クラシック」2017.11.18(土)7:00「ブラームスの秋」 vol.27
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「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週土曜 パーソナリティ マコルネがお届けします。全国、全世界ネットラジオ(PC)※パソコンの方は、リンクをクリック 視聴できます。 http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホアプリ(TuneIn Radio)。アプリを 設定するとモバイルで視聴できます。 http://816.fm/?page_id=71
【曲予定】ピアノ協奏曲第1番ニ短調より第3楽章 4つの小品 作品119より 第1曲 間奏曲 ロ短調 第4曲 ラプソディ 変ホ短調 ラドー・ルプー 交響曲第3番ヘ長調より第3楽章 他 アバド指揮 ウィーンフィル 11のコラール前奏曲 Op. 122 より 第1曲 I. Mein Jesu, der du mich(わが主よ、われを導きたまえ)バウワー オルガン
「秋のソナタ ブラームス」という言葉を聞いた。音楽学者の三宅幸夫氏(1946.2.3~2017.8.14)である。尽力された事に感謝したい。ブラームスは ハンブルクに生まれ ウィーンで活躍した。20代にソナタ ピアノ協奏曲を作曲、シューマンが音楽評論にブラームスを紹介した。当時、シューベルト メンデルスゾーン リスト など ロマン派の流れが加速するなか 交響曲第1番は20年の歳月を要し、ベートーヴェンの後継であると認められた。徹底した動機の活用、節約により、現代音楽に通じる技法につながった。時代背景として ブラームス ハンス・フォン・ビューロー VS ワーグナー ヴォルフ の論陣をはり また ドヴォルザークを支援したが、同業者 マーラー ブルックナーには 素気なく、J・シュトラウスとは親交が篤く 生涯続いた。
3つの間奏曲ロ短調作品119-1 この作品は、私のブログ「灰色の真珠」の命名のきっかけとなった。クララがブラームスに送ったメッセージ「曇っているが貴重である」から。
この他 6つの小品 作品118の第6曲 変ホ短調は 完成されなかった交響曲第5番の緩徐楽章に構想されたが 変更されたもの。晩年の「ペシミズム」とラプソディの諦観が織りなす。
エフゲニー・キーシンは、精神的に難しいこの作品を 渾身の情感を込めて演奏している。秋の終わり、枯葉だけでない木漏れ日のような光を見出せる美しい音楽・・・音楽は「人生」歓びも 哀しみも すべて受け入れる・・・
作品118の6 変ホ短調 エフゲニー・キーシン
私的には バッハを敬愛し 自らのために書いた「11のコラール前奏曲」は 「ブラームスの秋」を感じる作品ではないだろうか。記事はこちら
「赤いはりねずみ」は、ブラームスのニックネームである。というのも ウィーンの楽友協会近くの「赤いはりねずみ」というレストランがあり ブラームスはほぼ毎日ここにきて食事をしていた。
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https://youtu.be/xS67slpPkDM
レオンスカヤは ブラームス弾きとして代表的なピアニストの一人。ピアノ協奏曲第1番ニ短調 20代の大作。苦心して作曲されたにも関わらず 初演は失敗に終わった事で クララとの甘い思い出もしまいこんだままとなった。この作品は 聴いていくうちに味がある。特に2楽章の ピアノとオーケストラとのかけあいが 二人を表現している。演奏されてこそだ。ブラームスは慎重にならざるを得ず 交響曲第1番の発表は20年の歳月をかけ、40代まで待つしかなかった。「ドイツ3大B」と呼ばれるようになり 古典派を守った。
これは、原宿にある「ブラームスの径」
ウィーン中央墓地にある ブラームス。隣には ヨハン・シュトラウスの墓がある。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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