大念仏「狂言」 これが「日本」


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登録無形民俗文化財「狂言」 百年以上の歴史をもつ

鎌倉時代の円覚上人が 念仏の妙理と勧善懲悪 因果応報の道理を説くために
はじめた。セリフが全くなく 仕草だけで演じられるのが特徴。

この歴史を引き継ぐのが「神泉苑狂言」30ほどの演目があり、宗教もの 世話物 太刀ものなどに分類される。仮面をつけ 鰐口(金鼓)太鼓 笛の囃子に合わせ演じられる。

歌舞伎とは 全くもって違う 古典伝統芸能のひとつ「狂言」

仮面・衣装は明確ないでたち。音楽はシンプルだが、その「金鼓」の強弱や高低ある笛の音色がひきたてている。「金鼓」の音は、最初かなり気になったが慣れてきた。「音楽」がなければ、面白くない。足の踏込の音が大きいのに驚いた。

セリフは一切ない(パントマイム)とどこが違うのだろうか。古代ヨーロッパでも無言劇が存在する。演技はダイナミック 、舞台から飛び降りるシーンがあった。ちゃんばらのシーンがあるが、限りある舞台を有効につかい大きくみせる。セリフがなくてもわかるのだ。演技がクライマックスを迎えると外から掛け声が出て、それも心地よい。時には、観客から歓声が上がる時がある。

「間」「無常」が日本文化といわれる。されど「日本」

「間をもって 間を制する文化」を じんわりと感じる。伝統芸能は大切にしなくては。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ