ピアノソナタニ長調K576 モーツァルト


FavoriteLoadingお気に入りに追加

ピアノソナタニ長調K576(第17番) モーツァルト(1756-1791)

モーツァルトは ピアノソナタを18曲つくっている。(最近の研究)私の学生の頃は17とされていた。
1791年、晩年に作曲された。ピアノ協奏曲第27番変ロ長調もこの頃。

その最後のソナタが ニ長調K576。この作品が 演奏されるようになったのも とてもうれしい気がする。
モーツァルトの音楽は 音色がポイント。その一音が簡単に出る時と そうでないときがある。
やはり モーツァルトを弾いているんだという気持ちが大切なんだ。

このソナタは とても不思議な曲。
転調で次々とうつりかわり 気持が変わる。明るいのだが そんなにでもないかもしれない。
短調はロ短調 深い情念がこもっている。哀しみをたたえているが、モーツァルトならではの気持ちの切り替えが音楽にあらわれている。

モーツァルトの ピアノリサイタルというのは 一部 限定というイメージがしている。
ピアニストの内田光子なら モーツァルトプログラムがあるけれども。オール・モーツァルト プログラムというのは ほとんどない。

オール、ベートーヴェン、ショパン、シューベルト、シューマンならあるのに。

モーツァルトの本当の音楽を聴いてほしいと思う。



 



第1楽章 冒頭のリズムは 愛らしく親しみやすい。左手がオクターヴで応えているところが 違う。普段なら 重音でつくられているかもしれないが それだと物足りない。



後半 右手に対し 左手がメロディーになる時もある。決して 強引になることもなく 歌が滔々と流れていく。



第2楽章 アダージョ イ長調 おだやかである。



短調では 嬰へ短調となり とても寂しい情感。ロ短調に変化し戻る。彩りを添えている。



第3楽章 愛らしいアリア ニ長調 3連符の流れが特徴。ここでも 左手がメロディーになる事があり 多様性を表現している。

リズムが跳ねている。



しつこさもなく あくまで さらっとしているが 他のソナタと違っていて 訴えかける。それは モーツァルトの歌心。



後半 コーダは 曲をしめくくるにふさわしく 余韻を残している。

プロフィール

nishikunn
nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ