「聴きあうこと」2台ピアノから スタインウェイサロン松尾ホール


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聴きあうこと 2台ピアノから

2月19日(月)日本レシェティツキソサイティ定例会 スタインウェイサロン松尾ホール(会員専用)スタインウェイのD-274 を2台備えた。平型のボックスで 段差はないが 響きが後ろまで届くように設計されている。http://www.h-matsuo.co.jp/hall_studio/

8組の演奏があった。
ピアノ2台の世界。あらためて 楽器は 奏者により変わることを実感する。

会長は ヤーノシュ・ツェグレディ氏 Janos Cegledy。彼は 80歳を超える。
笑顔が素敵で、笑みをうかべながら語る。

1937年、ハンガリーのブダペストでユダヤ人の家庭に生まれる。ゲットーで祖父母と叔母と3歳年上の兄とともに身を隠し、7歳で生きのびる。10歳でニュージーランドに移住。戦後は奨学金を得てドイツに留学、音楽を学ぶ。ピアニストの道を進み、1967年に来日デビュー。元東邦音楽大学、武蔵野音楽大学教授。後進の育成、音楽の普及の一環として、日本レシェティツキソサエティを発足。​

Born in 1937 in Budapest, Hungary. At the age of 7 he survived the ghetto in Budapest with his brother. He moved to New Zealand and pursued his career as a pianist. He has lived in Japan since 1967 and taught at Toho College of Music and Musashino Academia Musicae.

ツェグレディ氏はバルトーク演奏の第一人者であるアンドール・フォルデシュに師事し、またチェルニーの弟子であるレシェティツキの高弟であるポール・シュラムの妻、ディニー・シュラムに師事した。

さて、ローナン・マギル & 下川れいこ シューマン アンダンテと変奏曲 変ロ長調作品46(2台ピアノ版)、ガーシュウイン ラプソディインブルー(2台ピアノ版)を聴く。ファースト1 セコンド2 があるが それぞれ ソロの部分があり 魅せどころがある。オーケストラに負けない 2台ピアノの世界を堪能した。ローナン・マギル氏と下川れいこ氏とは師弟関係で初めての共演だったという。

ローナン・マギル氏のこと。1954年英国シェフィールドに生まれ、幼い頃からその豊かな才能を認められる。1963年には世界的なヴァイオリニストのユーディ・メニューインが若手音楽家のために設立した音楽学校第一期生として迎え入れられる。1969年には英国最大の音楽家ベンジャミン・ブリテンと出会い、「彼の驚くべき音楽性と知性、それはまさに天から与えられた才能である」と賞賛される。日本にもたびたび来日し、魅了している。

 

終了後 ランチに招待される。ヤーノシュ・ツェグレディ氏 と ローナン・マギル氏 のお話を聴く。音楽の話で盛り上がる。特に ピアニストの名前がたくさん出てくる。英語が飛び交う インターナショナルな世界。英語で話しながら 日本ではどういうの?と聞いてきてそれを語彙にする・・・

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ