洒涙雨【七夕】
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洒涙雨(さいるいう)
七夕に降る雨のことを指す。
七夕は、旧暦でないと意味がないでしょう。七日月に意味がある。
斜めに傾いた七日月が沈むと、天の川が見えるようになるから。(機織りをするのが7月7日の夕方)
万葉集にたくさん読まれる。そのひとつ、
「天の川、霧立ち渡り、彦星の、梶の音聞こゆ、夜のふけ行けば」(作者不詳)
彦星(男性)が 織姫(女性)に舟で渡って逢いにいった。
そして、天の川がみられない時は、鵲【北十字星(白鳥座)】が橋をかける。
中国での伝説によるものだと言われている。この頃の空は、琴座の主星 ヴェガ「織女」、鷲座の主星 アルタイル「牽牛」、
天の川を挟み、橋をかけているような白鳥座のデネヴ「天鵞星」が見られる。
カササギとは、ヤマトタケル(日本武尊)が、崩御し鵲(かささぎ)となり大和に戻った。
現在、宮中行事では、鵲を徴とした装束があり 伝統として珍重されてきたのである。
新暦は 一年 365.242日にしたがって 運用されている。
日本では、明治5年の終わりに採用され 明治6年から運用された。
旧暦(明治5年)1873年12月3日= 新暦(明治6年)1873年1月1日とした。
旧暦で七夕は、2018年8月17日となる。
8月17日は、【立秋の後】で暦上では「秋に入っている」ので、
雨の確率は低いとみることができる。そんな中で降られる雨なので
「憂える雨」ということになる・・・
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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