第70回「正倉院展」奈良国立博物館
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第70回「正倉院展」奈良国立博物館
聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめとする、天平時代を中心とした多数の美術工芸品を収蔵していた建物で、1997年(平成9年)に国宝に指定され、翌1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。保存状態がよいのが驚きです。
それらの多くは、ペルシャ、ローマ、エジプト、インドからシルクロード【絹の道】を通り、唐を通して日本に入ってきたもの。
756年(天平勝宝8年)6月21日、光明皇太后は聖武天皇の四十九日忌に、遺愛の品650点と60種の薬物を東大寺廬舎那仏(大仏)に奉献した。
その後も聖武天皇ゆかりの品を大仏に奉献し、これらは正倉院に納められたのである。
宝物が9000点に上り、正倉院展で展示される宝物は、毎回70点ほどが入れ替わりそのなかに新物が10点ほどある。
私が、寵愛するのは、螺鈿と器である。特に、螺鈿紫檀五絃琵琶.(らでんしたんのごげんびわ)は、一度見て忘れられないもの。
世界で唯一現存するこの上ないものである。四弦は割と使われていたよう。五弦は、インドが起源で北魏経由で日本に入ってきた。
つまびくのが一般だが、日本では、時に撥で弾くようになっていった。
よって「五弦琵琶」は10年に一度くらいしか見られないと思ったほうがよい。現在、特別にこの琵琶を復元し、奏しているのが、
邵容(琶琶演奏家)である。その響きを生で聴いてみたいものである。
ミュージアムショップにて、やはり螺鈿と琵琶のグッズを入手。
邵容(琶琶演奏家)
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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