伯耆大山(1729m)「花の百名山」


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伯耆大山 1729m 日本百名山「花の百名山」

梅雨明けで炎暑が続いています。命にかかわる危険な暑さです。御自愛ください。

大山は信仰の山、その姿は美しく、美保関、奥大山、蒜山からも堂々たる山容がうかがえる。周囲30㎞の山体は国内でも最大規模。(富士山「御中道」1周は約25㎞)
剣ヶ峰 1729m を筆頭に 弥山 1709m(1711→1709)※2000年の鳥取西部地震により三角点が移動し1709m
天狗ヶ峰 1711m 象ヶ鼻 1550m 三鈷峰 1516m 宝珠山 1183m などの峰があり蒜山高原も山体の一部。

山頂部分は比高840m、爆発や烈しい侵食と崩落で、南壁や北壁の急崖が形成。険しい山容で現在も崩落が続いている。
西側からは穏やかにみえるが、大山町からは弥山~三鈷峰の北壁が、比高400m、長さ2kmにわたり聳え立つ屏風岩。
標高1700mにもかかわらず、コイワカガミなど3000m級の山に匹敵する植生がみられるのは驚きである。

登山口が標高780m、ブナ林の樹林帯が涼しい。六合目からは低い木に変わり照り返しが強いが、日本海からの風がガスとなり
山を登ってくるので涼しい。登山コースはさまざまあるが、弥山に登る夏山登山コース、三鈷峰に登るユートピアコースがある。
伯耆大山は、高山植物の南限でもあるので、ユートピアコースのお花畑は絶景。なお、弥山~剣ヶ峰、または象ヶ鼻~天狗ヶ峰~剣ヶ峰~弥山は通行禁止となっている。
そのため、実質的に到達できる弥山(1709m)を頂上と表記されることがある。

両側が切り立った崖で崩落が起きている日本でも有数の難所の一つ。滑落、転落で死亡事故が後を絶たない。
『槍穂、ジャン、馬の背でなければ大したことない』でなく、どこでも危険個所は危険なのです。楽しい山行のために大切な事です。



比較してみると、標高差では天狗岳より長く富士山より短い。
大山(弥山)夏山登山口 780m 頂上 1709m 標高差 929m
天狗岳 唐沢鉱泉 1880m 頂上 2646m 標高差 766m
富士山 富士宮口五合目 2390m 頂上 3776m 標高差 1386m
白山 別当出合 1260m 頂上 2702m 標高差 1442m

コース 夏山登山 登り標準3時間 私は大山は初めてなので夏山コースへ。登山計画書は専用ポストにいれること。
南光河原駐車場【7時40分】 夏山登山口 780m 阿弥陀堂 850m 一合目 865m 二合目 970m 三合目 1070m 四合目 1170m 五合目 1245m 行者別れ 1270m
六合目(避難小屋)1350m 七合目 1420m 八合目 1580m 九合目 1620m 上石室分岐 1670m (弥山頂上 1709m)【10時22分】
木道周遊 石室 1590m 下石室分岐 1600m【11時16分】 九合目 → 六合目 → 行者別れ → 五合目 → 一合目 → 南光河原駐車場【13時35分】

この日は、頂上小屋が工事中で、ヘリ物資輸送のため頂上から周囲100mが通行禁止。頂上までは行けず、九合目の頂上分岐まで。
湿気が多く蒸し暑い。「胸突き八丁」のような急登はないが、歩幅が不規則な段なので歩きにくい。風がほとんどなく体力を消耗した。
五合目から宝珠尾根がのぞめる。1200mあたりから日陰に入れば涼しくなった。六合目からブナ林が少なくなり低木が中心、陽射しがきびしい。
砂スベリと迫力ある北壁がみえた。また眼下の山々と日本海まで見通せ景観がよい。
七合目から八合目までが一番きつかった。八合目からは、木道があり頂上もみえてきて気持ちが楽になる。時折、ガス雲が通過すると涼しい。
ここまで2時間42分(休憩含む)だった。その後、石室のお鉢めぐりを周遊し、分岐を11時16分に下山開始、行者別れ~阿弥陀堂を経て南光河原駐車場へ13時35分。
2時間19分。写真を撮らない分だけ早く着いた。下りこそ注意。足の着地点を確かにしないとつま先や足首、膝や股関節の筋肉を傷めてしまう。涼しいところからだんだん暑くなってくるので疲れがでてくると転ぶおそれがある。水は、1.5リットルすべてなくなった。登り五合目まで休憩せず、汗をかいた六合目から水分補給をこまめにした。
トイレは六合目避難小屋に一か所。あと九合目頂上小屋に一か所という事をお忘れなく。(元谷避難小屋にも一か所ある 元谷コースの場合)

たくさんの植物に出逢えた。山アジサイやブナ林が主だが、六合目あたりから低木に変わる。八合目からは 特別天然記念物ダイセンキャラボクが埋め尽くす。木道が敷かれ、そこはまさしく「お花畑」であった。木道周遊コースは、地蔵ヶ池などの湿原がみられる。エゾノヨロイグサの白やシコクフクロウのピンクの群落に癒される。

動物にも出逢えた。クマに遭遇といってもタヌキでもイノシシでもない。体長60㎝ほどの「アナグマ」。絶滅危惧種に指定されている(自治体によって対応がマチマチ)愛嬌がありカワイイ。鼻が長く、胴もながい。前から見ると鼻が突き出ている。横からみるとアリクイみたい。アナグマはクマほどおそれられる動物ではない。動きはすばしこくないが、こちらをじっと見ていてしばらくすると森の中へ消えていった。静かに見守ってあげよう。

最高地点で休憩していると「標準タイムは3時間ですね」「俺は4時間もかかったんだ」が聞こえた。時間はともかく「無事登頂でき」おめでたい事です。
大山ガイドクラブの上野 紀代子さんと会う。高山植物などの解説がありがたい。清々しい笑顔が印象だった。







美保関からの大山



これが 南光河原駐車場からの夏山登山口 ブナ林 阿弥陀堂へは 2つ道があり 駐車場奥からの坂道はなかなかきつい。
道路に沿って登山口と書いているところから登ると なだらかな段の道があり 阿弥陀堂との交差点に着く。



五合目と六合目の間にある「行者谷別れ」 帰り「大山寺」に行くのがおすすめだが 急な階段なので気を付けて。


五合目から宝珠尾根



六合目避難小屋



空中散歩、俯瞰する。







木道が整備 頂上はもうすぐ



右にエゾノヨロイグサ



頂上への分岐。「お花畑」この後、石室へ周回。



石室付近、地蔵ヶ池の湿原



シコクフウロの群落





ダイセンキャラボク



ホソバノヤマハハコ



 



ナンゴククガイソウ



ダイセンオトギリ 七合目あたりからみられる。



シモツケソウ



タムラソウ



ヤマジノホトトギス



タヌキかな クマかも イノシシでもイタチでもないか 「アナグマ」でした。



前からみると 白いたてすじがみえ鼻が突き出ている。こちらに向かって立ち止まる。
走りはすばしっこくない。森の中へ消えていった。静かに見守ろう。

プロフィール

nishikunn
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☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ