「竜ヶ岳」1099m 鈴鹿山系
お気に入りに追加
「竜ヶ岳」1099m 竜神を祀って雨乞祭をした故事による。石榑トンネルの三重県側の麓に「白龍神社」が祀られている。
鈴鹿山系 南北60㎞、主稜線外の東西10㎞の幅を持つ山塊で標高1200mから900mを中心に聳える。日本海側の季節風と太平洋側の黒潮の影響を受け多雨でブナやアカマツが植生する。北は 岐阜県大垣市と滋賀県多賀町にまたがる霊仙山(りょうぜんやま)南は滋賀県甲賀町と三重県伊賀市にまたがる油日岳(あぶらひだけ)を結び 御池岳 1247m 雨乞岳 1238m 御在所岳 1212m 鎌ヶ岳 1161m 藤原岳 1140m 綿向山 1110m 竜ヶ岳 1099m 霊仙山(りょうぜんやま)1094m 釈迦ヶ岳 1092m 入道ヶ岳 906m 仙ヶ岳 961m 野登山(ののぼりやま)852m 油日岳(あぶらひだけ)693m が構成する。
ルートはいくつかあり、三重県側は、①宇賀渓登山口から「裏登山道」A 遠足尾根 B 金山尾根 ②「中道」C 谷道で長尾を経る
滋賀県側は、③「表道」D 石榑峠(いしぐれとうげ)登山口から「重ね岩」経由
往き 石榑峠登山口 《表道》(途中休憩15分)690m 6時35分 重ね岩 830m 7時15分 ピーク 7時45分 頂上 1099m 8時5分
帰り 頂上 8時35分 重ね岩 9時5分 石榑峠登山口 9時45分
竜ヶ岳といえば、一面ササの草原にシロヤシオが点在し放牧に見える光景を「ヒツジを見に」と言われている。高山植物のイワカガミ、ミツバツツジもみられる。360度見渡せるダイナミックな眺望。今回は、石榑峠ルートを選択。滋賀県近江八幡市と三重県桑名市を結ぶ伊勢街道のひとつ国道421号線は片道1車線で石榑トンネルが完成しさらに行き来がしやすくなった。滋賀県永源寺町(現在の東近江市)と三重県いなべ市の境界の5㎞ほど手前に「道の駅」がある。トンネル手前に石榑峠に向かう道がある。白い砂礫が表出する6㎞。気を付けて走行すると石榑峠に到着。コンクリートブロックとチェーンでロックされた県境で通行規制標識が。駐車は何台かできるが、お昼前には満杯で 路肩に駐車。
登山口は、ここから。白い岩石や砂礫、木の根道、ササ原の道とバリエーションに富んでいる。すぐに木の根道の直登がはじまる。マーキング、ピンクテープがあるのでそれに沿って。傾斜の登りでいきなりロープ、鎖場があったが、ゆっくり一歩一歩で大丈夫。岩場でイワカガミがみられた。低山と言うなかれ。八ヶ岳の2600m根石岳で群落するイワカガミがここで見られるとは感動。白い砂礫の馬の背のようなザレ道。標高をあげていくが、ピークは右上に見えるのに左側を案内される。巻道を行くと樹林帯をぬけ「重ね岩」に到達。岩場の展望地で絶景。風が清々しい。折り返し、相変わらずの傾斜をピークに向かい登っていく。アップダウンを繰り返し、樹林帯をぬけピークに到達すると、あのササ原の穏やかな光景が。ピークがいくつも続き、稜線歩きをこの標高で堪能。天上の景観は忘れられないだろう。車山高原とはまた違うが広大。それにしてもなかなか登頂しない。4つ?のピークを越えようやく登頂。
360度のパノラマ。多くの山が遠くまでみえる。どっしりとした「御池岳」穏やかな「静ヶ岳」がそこに。晴れたが、ガスが出ていた。御嶽山方面はガスでみえなかった。登頂された女性と。山頂へのショートカット「大ガレ道」は、穴ボコが空いているので気を付けて。20-30㎝くらいの穴で足をとられないように。今年のシロヤシオは「ハズレ年」かも。朝ごはんを頂上で食べ最高の気分。この後「釈迦ヶ岳」を縦走するとか。帰り「重ね岩」からすぐ下がったところで褐色の模様なしの子蛇にあう。
見上げると左上に「重ね岩」山容が龍のようだった。
石榑峠 国道421号線 石榑トンネル手前より6㎞。1.5車線の砂礫の道。終点は、コンクリートブロックとチェーンで行き止まり。
駐車場は 何台か停められる。登山口 登山届のポスト ここからスタート。
いきなり傾斜の登り。マーキングとロープと鎖場。
白い砂礫にアカマツやツツジなど。
木の根道の傾斜。
レスキューポイント標示がありがたい。
登山道の概略がわかりやすい。
「重ね岩」標高830m 自然の美を感じさせる。
「重ね岩」なかなかの絶景。
雲海の展望台がここに。この標高で山地の高低差が何段にも。
巨石は青空に映える
尾根沿いの登りと平坦を繰り返し登り樹林帯をぬけピークに達すると、一面ササの草原があらわれ稜線歩きだ。この光景で疲れが吹っ飛ぶ。吹きっさらしの風が強く冷たい。
これが「シロヤシオ」の風景。「ヒツジ」みられましたか (^^
かなり広い緩やかな台地と向こう側の崖、この景観がいいね。このアングルは、硫黄岳での景観に似ている。
ピークを2つ超えたところから
山頂手前から 4つピークを越えていることがわかる。
登頂 1099m 標高差 409m
方位盤
二等三角点
どっしりとした「御池岳」
「静ヶ岳」と峰々
帰り 重ね岩からすぐ下がったところで 褐色の模様なしの子蛇にあう。空を見上げると「竜ヶ岳」は、まさに龍のようだ。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
最近の記事
- メディア24/11/21多武峰の紅葉 1300年の景色かな
- メディア24/11/17浅間山溶岩樹型「天明の大噴火」
- メディア24/11/1424.11.30発行「JAA機関誌61号」
- メディア24/11/142024.11.28(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.280