八ヶ岳「蓼科山」2531m ビジンサマ


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八ヶ岳「蓼科山」(たてしなやま)2531m 八ヶ岳を代表する山で、北八ヶ岳の独立峰。白樺湖や女神湖からみる蓼科山は雄大な裾野をひかえ「諏訪富士」と呼ばれる。八ヶ岳は、たくさんの御山という意味。夏沢峠を境に、北八ヶ岳と南八ヶ岳に分けられ、北部はなだらかな山稜で、南部は険しい岩稜帯。様子が全く違う。
主峰は、赤岳2899mで信仰の山。横岳2830m、阿弥陀岳2805mをはじめ、難易度の高い「ナイフリッジ」を超えなければならない。
登山口は、最短の七合目登山口(蓼科神社鳥居)または、大河原峠をはじめ6つあり、それぞれを楽しめる。人気の山だ。

【ルート】大河原峠(2093m)→ 赤谷分岐(2360m)→ 将軍平(2350m)→ 頂上(2531m)

標高差438m 約2時間20分 往復5.4km 将軍平からの急登で岩場が立ちはだかり「えっ、こんな急斜面登るの?」角度があり、大岩を這って進む感じ、見上げても頂上は見えず。岩場で鎖場・ロープがある。しかし、そんなに長くは続かない(40分)。最後のキツイところを登りきると、九十九折りに高度を上げて行き、あっさり蓼科山頂ヒュッテが見えた。山頂部は、かなり広い。気温13℃、頂上の標柱と蓼科神社奥宮が。草木が生えず、ゴロゴロした岩場で歩きにくい。何か無機質な感じがする。

午前中なのにガスが出て視界不良。天気予報が外れる。というのも、下界からの蓼科山は晴れているのに、登ると頂上だけは雲がかかっている事がよくある。
八ヶ岳でも標高2500mクラスともなると強風がふきあれ寒い。それは、天狗岳、硫黄岳、根石岳などもそう。厳しい自然の中にある事をうかがわせる。

伝説で「ビジンサマ」がいるとされる。山に住んでいて、これが通る日は人々は山仕事を休むという。

 

縞枯れ現象。白樺の樹林帯を進む。風の音だけが聞こえる。鳥や動物は少ないだろう。厳しい自然だ。

9合目 将軍平 蓼科山荘 標高2350m

山荘からすぐに急登がはじまる。「え~、攀じ登るの」

鎖場があり、なかなか高度感がある。足場に気を付けて。

かなり登って来た。ストックは使わない。トレッキングシューズが重要だ。ミドルカットを選んでよかった。

高度を上げてきたが、道半ば。森林限界で 風が涼しいというか 寒くなってきた。

北八ヶ岳の山岳地帯。緑が広がっている一方、天狗の露地「大きな岩場」が続く。テトラポットの無機質な並びのようなところを転落に気を付けながら
ひたすら一歩一歩跳びながら進む。岩の隙間には、ペットボトルやグローブなど落し物が見えるが取る事はできない。
ガスが出て天候不良だとマーキングが見えにくく遭難の恐れあり、必ず元の道に戻る事。
東天狗から黒百合ヒュッテまでの岩場は(間違って入る人が多く)往生しますよ。

山頂に着いた。ここで一休み。蓼科山頂ヒュッテ 標高2500mにある。気温13℃。

 

頂上付近は、平場で400mにわたって続くが、草木は育たず、ゴロゴロした岩場が無機質に続く。眺望だけが頼りだったが、またも天気が外れた。

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ