赤兎山(あかうさぎやま)ニッコウキスゲ群落


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赤兎山(あかうさぎやま、あかとやま)標高1629m ニッコウキスゲ群落

石川県と福井県の県境にある白山山地の山で、白山国立公園に属する。標高は1600mなのだが、日本海に近く、2000mクラス以上の高山植物がここにある。

山頂東の避難小屋までの赤兎平(あかうさぎだいら)の高層湿原では、イワイチョウ、キンコウカ、モウセンゴケ、イワショウブ、ヤチスゲ、ミヤマホタルイ、リュウキンカなどの植物の他、ハクサンシャクナゲ、オオバツツジ、ミネヤナギ等の木本類が見られる。山腹は、ブナ林が多い。山頂周辺はオオコメツツジやナナカマドなどの低木があらわれ、チシマザサやアオモリトドマツがある。またゴゼンタチバナ、クロウスゴ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲなどの植物が見られる。

「虻蜂取らず」あぶはちとらず 虻も蜂も両方とも退治しようする人が、どちらかの一つはおろか、両方とも取り逃がしてしまう例。同類として
「一兎追うもの、二兎を得ず」の諺があり、まさに赤兎山は、ウサギだから、教訓になる。

アブハチには、今回大変世話になったのだ。経ヶ岳との「大舟分岐」から何故か行きかけたが、なかなか険しい道。倒木の間を乗り越えたり、体を反って潜り抜けたりで藪超えどころでなく樹木の枝間を突き進む感じ。一応、ピンクのマーキングはあるのだが、こんな道が赤兎山への山頂への道なのか、おかしい。2匹のアブが歩く私の周囲をとりまいた。煩くてどうしようもなくて、しんどい道だし元へ戻ろう。これが実は、経ヶ岳に行く道だったのだ。ありがとう、アブさん進まなくてよかった。1匹のアブが分岐までついてきたが、刺されることはなく守ってくれた。

【ルート】林道(協力金 400円)→【10㎞ 30分 途中ダート 2ヶ所あり】赤兎山登山口

登山口【赤兎山・大長山】(1150m) →(40分)1.4km → 小原峠(1410m) →(50分)600m → 大舟分岐(1552m) →(20分)450m
→ 赤兎山山頂(1629m)→(15分)赤兎平 →(5分)避難小屋(1580m)

避難小屋 → 赤兎平 赤兎山山頂 大舟分岐 小原峠 (90分)→登山口

【レポート】ナビがこの林道を推奨しないので注意が必要。
登山道に危険個所はない。ザレと湿った土の道が雨の後などはぬかるむ。虫除け対策を。樹林帯を進むので涼しい。3か所の沢渡りと2ヶ所の水飲み場。冷たい水で潤す。日焼けした腕や顔、首筋を浸した。ロープは2ヶ所あるが高度感はない。途中、沢沿いに並行するが小石の道なので汚れはしない。赤兎山山頂からは白山が見える。東側稜線へなだらかな笹道のアップダウンを15分、避難小屋の手前に赤兎平が。ニッコウキスゲの群落と高層湿原があり驚きの光景だった。堪能していると、国蝶選定の際、候補にあがった人気の「アサギマダラ」が寄ってきた。千葉県のレッドリストで準絶滅危惧に指定されているもの。鮮やかな色彩。花にとまるも、ついにニッコウキスゲの花にとまった。

 

沢渡りが3か所。水飲み場が2ヶ所。冷たい水を汲んで体を浸す。樹林帯の日陰と風で涼しい。

大舟分岐で スイカを分けてもらう 美味

白山はみえなかった。一面がガスに。それでも赤兎平へニッコウキスゲ群落をみに。

赤兎平 高層湿原

ニッコウキスゲ群落

アサギマダラが、ニッコウキスゲの花にとまったのだ。

ササユリ群落

避難小屋

もちろん 仕上げに 越前おろしそば

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ