伊吹山1377m「花の百名山」日本武尊


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伊吹山 標高1377m  滋賀県・岐阜県の山 百名山 花の百名山 伊吹山地に属する霊峰。伊吹山の神「伊吹大明神」は大蛇とされる。『古事記』『日本書紀』によると、景行天皇の第2皇子、日本武尊(ヤマトタケル)が東征の帰途、伊吹大明神と戦って返り討ちにあい米原市醒ヶ井の「井醒の清水」で回復したが大和へ帰る途中、三重県亀山市能褒野(のぼの)で亡くなられたと記されている。戦国時代、織田信長は薬草園をつくらせた。1956年、近江鉄道がスキー場を開業したが、2005年頃撤退し、2010年休止。このところの登山ブームで年々、登山客が増えている。登山口は滋賀県米原市からの上野【表登山道】、上平寺など。伊吹山ドライブウェイを利用すれば、岐阜県関ケ原町から山頂駐車場のある九合目まで乗り入れできる。駐車場から山頂までは中央登山道、西登山道などのハイキングコースが整備されている。周囲に大きな山がなく、360度のパノラマ。びわ湖に浮かぶ竹生島が遠く望める。

片道6㎞ 往復12㎞【標準タイム】往き4時間10分 下り2時間30分 メリハリのきいた登山道。七合目、八合目の岩場がポイント。
登山口 5時25分 山頂 8時35分【休憩25分】下山開始 9時【休憩30分】登山口 12時20分 滑ったり転倒なし。股関節に負担が。ストックは重要。
トレーニングできてよかった。12㎞、標高差 1200m 7時間でも疲れない。しかし、朝早くが必ずしもよかったのか。気温的にはよかったが眺望的には午前9時頃から登るとよかったのかな。しかし、暑くなるし帰りが夕方になる。暑い状態での登りはやっぱりしんどい。これはこれでよかった。

登山口 標高220m 標高差 1157m 登りがいのある山。
1合目 標高420m 0.9km 幅の広いゆるい傾斜でザレた樹林帯の道。伊吹高原荘がある。
2合目 標高580m 0.8km 野天で直登の道。ペースがおちる。
3合目 標高720m 0.7km トイレあり 下り60分 登り190分 の標示 野草観察路あり
4合目 標高800m 0.7km え~短いよぉ。3合目からポイントがみえている。
5合目 標高880m 0.5km 自動販売機あり。旧スキー場と平行に登る道。
6合目 標高990m 0.5km 狭くなりザレた道。ここから九十九折の道。
7合目 標高1080m 0.5km 角度が急、岩場で見上げるような道が続く。ここが一番しんどいところ。
8合目 標高1220m 0.5km 厳しい道、ところどころ岩場が。なだらかなところもある。
9合目 標高1300m 0.4km 伊吹山ドライブウェイ山頂駐車場からの登山道が合流し山頂へ。お花畑。
山頂 標高1377m 伊吹山寺「日本武尊」像、弥勒菩薩像。

ひときわ雄大な山容「伊吹山」滋賀県側は「いぶきさん」、岐阜県側は「いぶきやま」と呼ぶようだ。

石灰質の山、つまり古代は海だった。カルスト地形が印象的。平野部での天気予報は午前9時頃から晴れ。しかし「てんくら」では、風速14m、嘘だろう。やめといたほうがいいのかな。午前5時、登山口は曇り、時雨も降った。なんかおかしいぞ。まあ、登っていればそのうち晴れるかな。一合目は、幅広のザレた道で樹林帯で標高200mほどあげていく。30分ほどかかった。二合目へは、野天に出てザレのまっすぐ登る道は地味にしんどい。三合目、ここでほぼ半分かな。そこからだだっぴろい道で四合目が見えている。距離はそんなになく拍子抜けするが急登への前触れだった。右に巻くと旧スキー場の斜面と平行な道。急登への導き。五合目に到達。自動販売機がある。ここから寒くなってきた。六合目、ガスで視界が悪くなる。お昼頃、気温があがると思っていたが、低いまま。七合目「岩登り」が数か所あり、登山道にロープがはってある。強風が出てきた。休憩できるスペースがない。八合目は、強風が凄くて鳥も鳴かない。視界が悪く、寒い。一時、霰が舞ってきた。このままだと低体温症か。パフォーマンス低下。この頃が、一番退屈で歩みが遅くなる。2枚着こんだ。ブレーカーやインナーは必要だ。最後の岩登り。ところどころゆるやかになっているが角度がある。一歩一歩ずつゆっくりでもすすめれば九合目につくだろう。九合目で道はなだらかになった。雨は降っていないもののガスと強風。お花畑は少しだけみられた。そして山頂。あの日本武尊の像。自分の足でここまで来た事は感動。景色は?ガスで何も見えない。頂上付近の風速14mは本当だった。なにか温かいものが欲しい。売店や山小屋があるが、開店前で1軒のみ雑貨店がオープン。20分ほど展望がなくてウロウロしたが、猛烈な風のところに長くはいられない。午前9時から下りる。角度のあるザレ道に対し膝に負担がかからないよう転倒しないように慎重に歩く。七合目で徐々に景色がみられた。平等岩もはっきりとみえた。伯耆大山のような雰囲気。しかし、九十九折は白山のようでもあるが、ここは水飲み場がない。二合目に到達する11時30分には晴れて暑くなってきた。

花の百名山であり、植物が400種類以上植生していて、オドリコソウ、ウマノアシガタ、希少動物ウスバシロチョウがいた。

かえりは道の駅「そばの里」伊吹のそば処「伊吹野」で、彦根の「かつさと」味噌カツがいいね。

三之宮神社 起点

上野登山口インフォメーション 隣に民宿があり自動販売機、トイレもある。駐車料と入山協力金をポストにいれるかたち。登山届をポスト投函。

一合目 旅館「伊吹高原荘」自動販売機がある。おばあちゃんがいて話かけられる。「伊吹山は面白い山だよぉ~」。この旅館、大きめの施設でホールも完備。合宿にいいな。

二合目 ベンチがある。

三合目 トイレあり。植物観察エリアはシカ害を防ぐため、防護柵の中にある。ここまでタクシー専用林道で乗り入れできる。距離を少なくするには、ひとつの方法。

三合目 標柱には 登り3.6㎞ 190分 下り2.4㎞ 60分とある。つまり、山頂の標柱は下り150分だから、三合目までは90分ということになり、急坂であることがわかる。

四合目が拍子抜けする。近すぎるでしょう(笑)。実は700m歩いているらしい。この後、急登の前触れ。

五合目は、右に巻き、旧スキー場の斜面に沿って登る道。

五合目に自動販売機がある。ありがたい。

六合目には立派な避難小屋がある。

九十九折の登りだが、角度は急でない。

七合目 この辺りから角度が急になり、岩場が増えてくる。

角度のある岩場は、滑落に注意。一番しんどいところ。それにしても寒い。

八合目。キツイところを超えた。山頂まで1㎞をきった。見上げるような角度はまだ続くが、なだらかなところも出てきた。

岩場の急登。ロープがはってある。三点保持で重点移動。ストックは使わない。

九合目 伊吹山ドライブウェイ山頂駐車場からの西登山道と合流。なだらかな道で山頂へ。

山頂がみえてきた。伊吹山寺(覚心堂)仁寿年間(851~854)に三修上人が開山。昭和60年、吉田慈敬師が伊吹山寺を再建した。

山頂 1377m ピクスポット この時間、売店はほとんど開いてなかった。

山頂の標柱とあの有名な「日本武尊」の像がみえてきた。

山頂「日本武尊」像 日本神話 東征後、大蛇とたたかい返り討ちにあい、醒ヶ井の井戸の水で回復した。が、大和に帰る途中、三重県亀山市能褒野で没した。
白鳥となり、奈良県御所市と大阪府羽曳野市に陵墓がある。

山頂 弥勒菩薩像。何億年後かに衆生救済されると。

下り七合目から眼下、坂はきつくない。白い建物は6号目の小屋。

天気回復、灌木が少し生えている程度で、草原。

平等岩

湖東地区 竹生島

オドリコソウ

ウマノアシガタ

ウスバシロチョウ

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ