ゴースト
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ゴーストというと ノートンゴースト という復元ソフトを連想する。
また ゴーストバスターズという「幽霊退治」 なる映画があった。
ここでは 「ゴーストライター」著名人に非公表で 成り代わり 著作物をつくる人のこと・・・
例えば 絵を別の人に依頼し 自分がつくったようにすること 本の原稿を別に人に頼んで 自分が出版したようにすること。音楽を別の人に頼んで自分の作詞 作曲とすること。
補筆者を公表すれば 共同制作なので 著作権の取り決めが必要になる。
佐村河内守の音楽は あまり関心がない。深い陶酔するくらいの音楽ではなかった。
バッハに似たようなところはあるが オリジナリティはもうひとつだった。TV番組もみたが 感度が今ひとつだった。まず 「原因不明の病気」というくだり。障がいがあるのなら 普通に考えて協力者がいて 補筆するはず あるいは支えている誰ががいるものである。本人以外 クローズアップされることはなかった。おかしかった・・・「自分が作った曲なのに」 リハーサルに立ち会わない。誠意を見せることができない。違和感があった・・・なので CDを購入することもなかった。
ポピュラーであれば 曲の一節を録音して 五線譜などに楽譜おこしをします。
作曲という行為は メロディー譜面とコードは 最低限必要である。
前奏や間奏 コーダなどの場面の指定も作曲者が提示する。 このあたりになると 編曲者の領域になってくることもある。著作物が一人歩きする瞬間だ。
で、構想だけあっても楽譜上に音符などで表さなければ作曲とはいわない。プロデューサーではあるけれど、作曲とはほど遠いものだ。2チャンネルでも「設計書があるなら作曲といえるのでは」 それは私は違うと思う。知らないでコメントする人を鵜呑みにしてはならない。判断が重要なのだ。
これまで、専門的な 業界的な 事象を検証しないできたが プロセスを検証・公表する責任がメディアにある。購入したものは それに振り回され 情報を受け取ってしまった以上 そのままにはできない。
騒ぐ、問題化するだけでは マスメディアは無責任として信頼されず、逆に利用されることになろう。
クラシックや交響楽などは 単旋律だけで曲は完成しない。
スコアを書くことができなければ 不可能。和声学はもちろんのこと。といっても最低限の伴奏づけができること。楽器の指定 移調楽器 オーケストレーションの基本知識を知っていなければ よりよい音楽を完成できないだろう。近年 ノーティング(楽譜)ソフト MIDIデータの取り込みなどで 楽譜をおこすことは 易しくなったのかもしれない。デモンストレーションは楽になった感があるが。
交響楽を書くには 前にはここで書いたが ピアノソナタ や 弦楽四重奏曲を 書き上げることが基礎になる。いきなり書けることではない。さらにスコアが書けることが条件である。
演奏する人が楽譜かけないというのは 時々ありますが。できることなら 楽譜を書けるようになってほしい。もちろん、音楽を伝える作曲家や 教える者は 特に 楽譜をかけるようにしたいものだ。音楽は耳からというより楽譜からだと 私は思っている。といって 楽譜を書くことはそんな特別なことなのだろうか。
勉強すればできるように。和声学と記譜は 専門機関に行かなくても作曲のレッスン受け習得すればできるようになります。
モーツァルトの時代は 確かにゴーストライターがいたようである。現在では 分析がすすめられて 偽作は作品番号に入れないようになっている。モーツァルトのレクイエムk626 未完に終わった遺作。これは モーツァルトをゴーストライターにして ヴァルゼック伯爵が 自分の作品にしようと企んだ作品であった。結局 モーツァルトが絶筆になり、弟子のジェスマイヤーが補筆し完成したが モーツァルトの元妻が モーツァルトの作品にただしたという話。(遺産相続など抜けめがなかった)
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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