「村屋坐彌富都比賣神社」(むらやにますみふつひめ)大神神社別宮


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「村屋坐彌富都比賣神社」(むらやにますみふつひめ)大神神社別宮

主祭神 三穂津姫命(ミホツヒメ)( 弥富都比売神)を祀る。大物主命(オオモノヌシ)も祀る。本殿は二柱ある。三穂津姫命は大国主命の后神、大物主と大国主は同神とされている。大物主命は大神神社の祭神であるから大神神社と一緒にお詣りすると御利益がさらに増すといわれる。摂社「久須々美神社」【別名 恵比須神社】祭神は事代主神(コトシロヌシノカミ)、天之久之比神(アメノクシヒノカミ)。そういえば、出雲の美保神社との関連が。三穂津姫命が祭神で、事代主神(えびす様)が祀られているから。

大神神社の創建は有史以前とされ(古事記、日本書紀に登場する日本最古の神社) 大物主神(おおものぬしのかみ)が出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山に祀られることを望んだ。

摂社 服部神社(はっとりじんじゃ)祭神 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、天之御鉾命(アメノヒボコ)
服部神社といえば豊中の服部天満宮があるが、たしか山代温泉にもあり和傘がきれいだった。この村屋坐彌富都比賣神社に和傘がある。天之御中主神は、平安時代以降の「妙見宮」や幕末頃の「水天宮」信仰と結びついて今に至るが、古代より祀られている神社は極めて少ない。秩父神社で鎌倉時代、四柱神社は明治時代で、大神神社別宮に祀られている事は、驚嘆に値する。

天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)は、古事記「日本神話」の天地開闢で最初に登場し、何も語らず姿をお隠しになったとされる。性別のない神。そのため宇宙想像の神、無為の神、究極の神とされている。聖書では、神は全知全能であり、宇宙を創ったとされているが、日本神話では、混沌としている宇宙があり、清浄なものは天に昇り、重く濁ったものは大地となった。そこに天之御中主神が出てきたという。その後、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)神産巣日神(かみむすひのかみ)があらわれた(造化三神)。

続いて、宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)天之常立神(あめのとこたちのかみ)があらわれた。
次に、国之常立神(くにのとこたちのかみ)豊雲野神(とよくもののかみ)があらわれた。ここまでの神は、性別がない「神代七代」

その後、五組十柱の神があらわれる。

宇比地邇神(うひぢにのかみ) 須比智邇神(すひぢにのかみ)
角杙神(つのぐひのかみ) 活杙神(いくぐひのかみ)
意富斗能地神(おほとのじのかみ) 大斗乃弁神(おほとのべのかみ)
於母陀流神(おもだるのかみ) 阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)
伊邪那岐神(いざなぎのかみ) 伊邪那美神(いざなみのかみ)があらわれた。

イザナキ イザナミの神が天の神々と相談して日本の国をつくった。その後「カグツチ」を生んだ時、火傷をしてイザナミが亡くなった。イザナキがひどく哀しみ怒り、十束の剣でカグツチを殺してしまう。愛しいイザナミを探しに「黄泉の国」に入った。イザナキはイザナミとの約束を守れなかった。イザナミが怒り狂い黄泉醜女(ヨモツシコメ)を従え追撃するがイザナキは逃げ切り、黄泉の国との間に大岩をたてた。イザナミが「あなたの国の人を1000人殺しましょう」と言うと、イザナキが「では1500人産もうではないか。」と言い、二人は絶縁した。イザナキがこの行いに禊を行った時、月読命(ツキヨミ)天照大御神(アマテラスオオミカミ)須佐之男命(スサノオ)が生まれた。三貴神と呼ぶ。天照大御神の第五世代、神日本磐余彦 (かむやまといわれひこ) が生まれる。後の神武天皇で、彦波瀲武鸕鶿草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえず の みこと)と玉依姫(たまよりびめ)が親で第四子であった。兄弟に、彦五瀬命、稲飯命、三毛入野命がいる。

二柱を祀る。

「中秋の名月」

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ