J-Arart(ジェイ・アラート)5年ぶり 2022.10.4


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J-Arart(ジェイ・アラート)5年ぶり 2022.10.4

国民保護情報 時々鳴る事がある。危機管理として 呼びかけるもの。テスト送信が定期的に行われている。
今回、2022年10月4日午前7時42分送信された。

国民保護情報は重要な情報。
その背景には、北朝鮮の度重なる「ミサイル発射」であり、
日本領空の侵犯(高度100㎞以内)により、日本海、太平洋などの領海(EEZ)に航行する船舶や漁業、また航空機の航行に重大な危険がおよぶ。
しかし、今回の通過 北朝鮮は高度100㎞を超えているため、防衛省側も侵犯にはあたらず 慎重にしながらも 見送ったという報道がある。

政府を批判するのは簡単だが「国民保護情報はあまり意味がないのでは」というマスコミに、そんな報道をしなくても。
たしかに、ミサイル落下を瞬時に見分け国民へ迅速な情報を伝達することが重要だが。
弾道ミサイルはマッハ17(時速20900㎞)の速度で巡航する。マッハ1が秒速340m、分速20.4㎞、時速1224㎞。
気象条件によりこれより遅くなる。北朝鮮から東京までは1181㎞。例えば、今回の巡航速度は「マッハ17」(分速340㎞)なので、4分足らずで到達することになる。
日本には、イージス艦やPAC3などの迎撃システムがあるのだが、首都圏や沖縄など全国17の部隊に計34基が配備されている。高度20㎞であれば迎撃に問題はない。
ただ、変則的なロフテッド軌道だと、迎撃しにくいとの情報がある。防衛省は機密情報であるため、あまり情報を出さないようにしている。
米国の原子力艦に前線へ出ていってもらうのが抑止力として効果的だ。

中距離ミサイル【IRBM】(3000-5500㎞)
極超音速滑空体(HGV) 通常弾頭または核弾頭の搭載が可能。マッハ20以上の超高速で飛行し、あらゆるミサイル防衛システムをも回避・突破しうる高い機動性も有する。

政府の発表には意味がある。ただ、どうすることもできない情勢もあるが、我慢強く対応するしかない。
もちろん然るべき対応はとるはずで迎撃訓練はしているから撃ち落とすだろう。領土に落下することはないと思う。
北朝鮮へは国連の経済制裁を強化することにより、軍備増強させないようにする。対話のカードは全くないわけでないが、
首脳が協議する場がどのようなかたちで実現できるのかがカギ。

今回の情報:青森県などを対象に「午前7時22分ごろに北朝鮮からミサイルが北海道、青森県の方向に発射されたものと見られます。頑丈な建物の中や地下に避難して下さい」

午前8時10分の緊急の記者会見で、松野官房長官は、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、東北地方の上空を通過し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の太平洋上に落下したと推定される。防衛省によると、これまでのところ、被害の情報は確認されていないとしています。

しかし、新幹線が運転できなくなったり、空港が閉鎖されたり、船の航行ができなくなったり・・・さまざまな影響が出てしまう。ミサイル到達は10分ほど。
2時間は大袈裟だが、被害の確認が必要なので仕方がない。安全確認ができたところから平常に戻す。

国はミサイルの飛来による爆風などからの被害を軽減するため、都道府県に対し、1人あたり0.825平方mを基準にコンクリートの建物や地下街などの頑丈な施設を「緊急一時避難施設」として指定するよう求めている。家の場合は、カーテンをしめる。壁から離れてしゃがむ。避難対応期間は、1時間から2時間程度。

対象区外でアラートが鳴ったところ(東京都島しょ部)がある一方、対象区域であるにも関わらず鳴らなかったところ(楽天モバイルユーザー)があるようだ。

設定方法を参考までに。docomoの場合、(スマホでなくガラケーでも)基本アプリからエリアメール「緊急情報」の設定を見直す。
スマホ共通のアプリ「YAHOO防災情報」の設定を見直す。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ