「浄土平」吾妻小富士 1707m 磐梯朝日国立公園


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「浄土平」吾妻小富士 1707m 磐梯朝日国立公園

作家 井上靖が命名した「吾妻八景」は、磐梯吾妻スカイラインの景勝地(1)白樺の峰(2)つばくろ谷(3)天狗の庭(紅葉の名所)(4)浄土平(5)双竜の辻(6)湖見峠(猪苗代湖、秋元湖、小野川湖、桧原湖を一望)(7)天風境、(8)国見台(会津盆地)。井上靖は、上高地を舞台にした「氷壁」の小説などでも知られている。

浄土平は、福島県、山形県、新潟県にまたがる磐梯朝日国立公園内の「磐梯・吾妻地域」に属する。ビジターセンター、天文台、レストハウスを拠点に、吾妻小富士、一切経山、五色沼などへの登山道が整備。噴火警戒レベルが1になり、浄土平から酸ヶ平(すがだいら)、酸ヶ平から一切経山(いっさいきょうざん)への登山道の通行禁止が解除された。

標高1600mから2000mの自然厳しい大地でスカイラインは4月下旬まで残雪し雪の回廊がみられる。冬が終わると一斉に植物が咲き誇り、山は天井の楽園となる。紅葉の季節まで多くの人が訪れる。晴れた日に来たかったが、天気は仕方がない。初めて訪れるにしては、吾妻小富士と土湯温泉で充分、元はとれた。次こそ、五色沼、一切経山、周辺の安達太良山へ足を延ばせるかな。ビジターセンターからは火山ガスがくすぶっている生々しい山容がみれる。天文台からは光害のない素晴らしい銀河が見られるだろう。

富士山の火口は直径800mで深さ230m、標高が3700mのためなかなか行けないが、ここは小富士で火口の直径は500m。深さ70m、すり鉢状の火口に圧倒され生命の胎動を感じる。山頂までは、浄土平から木製の階段が設置されている。2021年、改修が行われた。滑らないように気をつけながら登る。数百mであっと言う間に山頂部へ。登りきると標示板「時計回りに周回ができます」とある。火山礫やザレ道の登山道。火口底部は穏やかに草葉が生えているが、水たまりはなく底に浸透している。1周40分でゆっくりと火口縁を巡る事ができた。帰り、土湯温泉分岐、鷲倉温泉の道にミズバショウの群落が咲いていてよかった。

レンタカー「ライズ」は納車待ちの人気車。e-SMARTハイブリッドでガソリンエンジンとモーターをバランスよく起動、スマートアシストを装備している。排気量1200㏄とパワー不足を感じないわけではないが、静かな加速で60㎞台をキープできる。よくできた車。運転席からは、横にも後ろにも広くしかも前のフロントビューもよい。LUV4の後継のイメージだとか。郡山から167㎞ 燃費19㎞ で5時間ほどの車旅は快適だった。

 

晴れていればこの光景が。日本中でも珍しく、大室山よりは規模が大きい。

レンタカー コンパクトSUV「ライズ」、ダイハツも同様の「ロッキー」を生産。納車6か月~1年待ちの人気車種。

 

 

桶沼方面 ガスに包まれほとんど見えない。

 

 

湿原は、残雪があり高山植物はこれから。

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ