麻釜「野沢温泉」野沢菜の発祥地


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麻釜「野沢温泉」野沢菜の発祥地

野沢温泉村は、全国で温泉村と名の付く自治体。スキーで有名だが、他に有名なのが「野沢菜」の発祥地である。それは、温泉にも関係ある。麻釜(おがま)は、30ある源泉の一つ。100℃近い温度の源泉が湧き出している。昔は、麻を茹で皮を剥ぎ繊維を取っていた。現在は、野菜や卵を茹でるなどに使われる。麻釜は火傷など危険防止のため地元の人以外は立入禁止となっている。ここで、野沢菜を洗っていた。その野沢菜は、茎が1mにもなるそうだ。野沢菜漬けが全国に名が知られている。

冷涼な気候と麻釜がこの味を引き出す。野沢菜のおにぎりは美味で好んで食する。土産に野沢菜漬けを買ったが、何ともいえない香りと塩味がよい。ごはんと相性がよく最高。日本人の米習慣は、シンプルだからこそ。塩、酢、酒粕で漬物を、醤油、味噌、さらに酒、麹は世界に通ずる味覚だ。しかし心配な事が。家でつくる漬物は商品として出回らない可能性がある。認可制になったので、業界が縮小するかもしれない。ぜひ、家庭の味を気軽に味わいたいものだ。

野沢温泉では、野沢菜を作る畑を「麻畑」と言う。豪雪地帯の野沢では「7夜盆」の8月27、28日頃までに種を蒔き3日もすれば芽を出し、5回ほど間引きをする。11月には1mほどに成長し収穫。これを麻釜で「お菜洗い」し、湯がいて一石桶に漬けられる。それは家庭の味。野沢では「鯛の刺身よりうまい」。浅漬けはシャキシャキとした触感がよい。

天然記念物「麻釜熱湯源泉」噴泉がぐつぐつと湧いている。地元の人以外、立入禁止。

麻釜の源泉を使用した外湯「麻釜湯」観光客も利用できる。外湯は13ある。志納制という。何とも凄い事。

麻釜湯の源泉を利用した「ふるさとの湯」ここの湯はよかった。ぬるめと熱めと露天風呂がある。童謡「ふるさと」の作詞で国文学博士の高野辰之の終焉の地にちなんでいる。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ