「白馬と黒馬」新緑の頃
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「白馬と黒馬」新緑の頃 24.05.05
立夏、日中は25℃を超え、夏日となった。水の流れが清い。青もみじが癒やしを与える。
古来より馬は神の乗り物と考えられていた。「続日本紀」(797年)では、高龗神を祀る「丹生川上神社」「貴船神社」に干魃や雨乞いには勅使を派遣して馬を奉納していた。また「嵯峨天皇の御代、弘仁九年(819)以後、天皇は、勅使を派遣して、炎旱(ヒデリ)の時には黒馬を、霖雨(ナガアメ)の時には白馬を献じて雨乞い、雨止みを祈願したとある。『延喜式』(927年)にも記述がある。生身の馬を献上するのは簡単でなく「馬形」を奉納してもいたが、代わりに「板立馬」を奉納するかたちになり、鎌倉時代以降から「絵馬」となったようである。「能」の演目「絵馬」(室町時代頃)では、節分(昔の大晦日)の夜、神宮に絵馬が掛ける行事の場面がある。
神武天皇は国を平定する際に、この地で戦勝祈願したとされ、この後、橿原宮で即位し、初代天皇になった。天武天皇創建(675年)。延喜式内社、名神大社、二十二社、官幣大社。「日本最古の水神」。丹生山山頂に鎮まる神殿から本殿まで続く木製七十五段の階(きざはし)は壮観。丹生川上の社は、下社、上社、中社とある。
近年、水害が多い事から、平成24年(2012年)600年ぶりに丹生川上神社下社で神馬の奉納があり、白馬と黒馬が飼育されている。
悠久の自然のなかにある社。かなり古い。
神馬は、穏やかでとても賢い。広めの柵の中をゆったりと歩く。餌はなくバケツに汲み上げられている水が置いてある。お役目が終わると、自分でケージの棒を外して、乗り越えて厩舎に帰っていく。つい最近、体調が良くなかったそうだ。白は、颯爽と走る。タテガミが特徴で痩せている印象。黒は、小柄でトコトコ走る。左前足以外白。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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